急に寒くなったから湯たんぽ使いたい!
持っていないけれど、代用できるものある?
寒いときに体をじんわり温めてくれる湯たんぽ。けれども使わない季節の置き場所などを考えると購入や家族全員分の用意をためらう場合もあるのでは?そんなとき“身近なものを湯たんぽの代用にしたいな”と考える方もいらっしゃると思います。
調べてみると、次のようなものが湯たんぽの代用にできます。
- ペットボトル
- 蓋付きのカン
- ビン
- カイロ
- 小豆
どれも手に入りやすく、作り方も簡単でした!
後ほど代用品の使い方について詳しく説明します。さらに湯たんぽの代用品にかける身近なアイテムで作れるカバーもご紹介します。実は湯たんぽを使うと低温火傷をする可能性があるので、そうならないための対策も説明します。
この記事では
- 湯たんぽの代用になる物は?【身近なアイテム5選!】
- 湯たんぽの代用品のカバー
- 寝るときの湯たんぽによる低温火傷を防ぐための対策
についてご紹介します。
湯たんぽの代用品について知って、寒い冬も温まって乗り切りましょう!
湯たんぽの代用になる物は?【身近なアイテム5選!】
最初に述べたように次のようなものを湯たんぽの代用として使うことが出来ます。
- ペットボトル
- 蓋付きのカン
- ビン
- カイロ
- 小豆
それぞれ説明します。
ペットボトル
まず、ペットボトルを湯たんぽの代用にできます。1,2本なら常にあるご家庭も多いのではないでしょうか。
作り方も簡単で60℃前後のお湯をペットボトルに注ぐだけです。タオルや厚手の靴下数枚で包むと安全かつ暖かさがキープできます。50~60℃の目安は触って少し熱いなと感じるぐらいの温度です。不安なときは、ボトルの3分の1ほど水を入れてから沸騰したお湯をボトルの肩まで入れましょう。丁度50℃くらいになります。
- 必ずホット用のペットボトルを使用しましょう。オレンジ色のキャップが目印です。冷蔵タイプのペットボトルだとお湯を入れることを想定していないので、溶けることや変形の可能性があります。
- お湯を入れるときはじょうごを使うと安全です。100均などお手軽に手に入ります。
蓋付きのカン
続いて湯たんぽの代用として蓋付きのコーヒーやお茶の空きカンが挙げられます。こちらも作り方は簡単で60℃前後のお湯を注いで、タオルや厚手の靴下数枚で包みましょう。
- カンは熱伝導が良いため沸騰したお湯だと火傷する可能性があるので、必ず50~60℃のお湯を入れましょう!
- お湯を入れるときはじょうごを使うと安全です。100均などお手軽に手に入ります。
ビン
蓋のある安定感のあるビンも湯たんぽの代わりになります。大きさの種類も多いので自分の使いやすいサイズを選ぶことが出来ます。ビンに傷がないことを確認してから60℃前後のお湯を入れて蓋をしっかり閉めてからタオルやカバーで巻いて完成です。
- 熱が伝わりやすいため沸騰したお湯だと火傷する可能性があるので、必ず50~60℃のお湯を入れましょう!
- お湯を入れるときはじょうごを使うと安全です。100均などお手軽に手に入ります。
カイロ
湯たんぽの代わりにカイロも使用できます。2~3個のカイロを開けて発熱させてからタオルなどで包みましょう。カイロが1個だけだと暖かさが足りない可能性があるので贅沢に感じるかもしれませんが複数個使うことをおすすめします。
筆者は3個のカイロをタオルで包んでお弁当袋に入れてみました。袋に入れると、タオルがはだける煩わしさがなく使いやすいです。
温かくなるのに15分ほどかかりますが、その後はポカポカで快眠できました。
小豆
実は小豆も湯たんぽの代用となります。ガーゼやタオルなどで作った袋に小豆を入れて、レンジで1~2分温めて様子をみましょう。小豆の水分が蒸気となって体をじんわり温めてくれます。繰り返し使用できるので環境にも優しいアイテムです。
筆者はガーゼではがき1枚分の大きさの袋を作って小豆125gほど入れてみました。レンジから出てきた袋から小豆の良い香りがして、ほっこりしました。
じんわりとした優しい暖かさなところもお気に入りとなりました♪
- 必ず豆の種類は小豆にしましょう。ひよこ豆や緑まめは水分が少なく、加熱により燃える可能性があるので使用を控えてくださいね。
- 布の生地は麻や綿など耐熱性のあるものを。ポリエステルなどは燃える危険性があるので避けましょう。
湯たんぽの代用品のカバー
先ほど湯たんぽの代用になる物について説明しました。身近なアイテムで湯たんぽの代わりを用意できても“このままだと熱くない?カバーしないと!”と気づいた方もいらっしゃると思います。湯たんぽを購入するとカバーが付属されていることが多いですが、代用品の場合はカバーも自分で用意する必要があります。
調べてみるとカバーも次のような身近な物で代用できます!
- 厚手の靴下(+紐)
- タオル(+ふろしき)
- 古着
自分で用意すると、好きな素材や柄を選べるのが楽しいですよね♪それぞれ説明しますので参考になると嬉しいです。
厚手の靴下
まず、厚手の靴下がカバーの役割を果たしてくれます。特にペットボトルや缶コーヒーなどの小さめの湯たんぽにフィットしやすいです。使用した靴下に抵抗を感じる場合は、100均などで購入する方法もあります。
筆者もモコモコの靴下でビンを包み、紐で縛りました。紐で縛っておくと保温性が高まり、お手軽な方法です♪
タオル(+ふろしき)
使わなくなったタオルも代用できます。袋状に縫っておくのが安心ですが、面倒に感じる場合はタオルで巻いた後にふろしきで包みましょう。しっかり縛っておけば、少々のことではカバーが外れずに済みます。
古着
着なくなったTシャツやセーター、フリースもカバーにできます。特に長袖だと、ぎゅっと縛れるので縫わなくても使えるので便利です。半袖タイプでも紐でぎゅっと縛って完成です。
もしお気に入りの柄をしっかり見せたいと考えて、キレイに縫うのも素敵なカバーに仕上がります。自分の好きな素材を選んで作って楽しみましょう!
寝るときの湯たんぽによる低温火傷を防ぐための対策
ここまで湯たんぽの代用品やかけるカバーについて紹介しました。夜寝るときに使うことも多い湯たんぽは、実は低温火傷が起こりやすいアイテムです。これだけ聞くと“え!使っても大丈夫なの?”と不安になりますよね。
でも大丈夫です!用意した湯たんぽを使うときには次のポイントを押さえておけば安全に使えます。
- 湯たんぽにカバーをしっかりかける
- 湯たんぽを抱えたり、足を乗せたりして寝ない
- 布団を温めたら湯たんぽを外に出す
低温火傷とは?
温かくて気持ちの良いくらいの温度に長時間を触れていることで起こる火傷です。45℃くらいに6時間ほど触れていると起こりやすいとされています。
それぞれ説明します。
湯たんぽにカバーをしっかりかける
まず、湯たんぽのカバーは厚めにしっかりかけましょう。タオルで巻いて厚手の靴下も被せるなど、2重3重にして肌との距離を確保しましょう。
湯たんぽを抱えたり、足を乗せたりして寝ない
湯たんぽを抱えたままや足を乗せたまま寝るのはやめましょう。程よい暖かさなので触れていると心地よいのは分かりますが、そのまま寝てしまうと湯たんぽに長い時間密着することになるので危険です。
布団を温めたら湯たんぽを外に出す
布団が温まった場合、思い切って湯たんぽを外に出すのが最も安全です。眠りにつく前は湯たんぽと距離があっても寝返りなどにより密着する可能性は大いにあり得ます。寝相が悪いと感じている方は特に湯たんぽを布団から出すことを意識しましょう。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
- ペットボトル⇒必ずホット用のボトルを使い、60℃前後のお湯を入れます。
- 蓋付きのカン⇒熱伝導が良いので、必ず60℃前後のお湯を用意しましょう。
- ビン⇒傷がないことを確認してから60℃前後のお湯を入れます。
- カイロ⇒2~3個開封して発熱してからタオルで包むと暖かさがキープできます。
- 小豆⇒必ず豆は小豆を使って、必ず麻・綿の素材の袋を用意しましょう。レンジで1~2分温めます。
- 厚手の靴下(+紐)⇒ペットボトル・カン・ビンなど小さめの湯たんぽにフィットしやすいです。
- タオル(+ふろしき)⇒袋状に縫うと確実ですが、タオルが広がらないようにふろしきを使うのはお手軽な方法です。
- 古着⇒Tシャツやセーター、フリースなど好みの生地を選びましょう。長袖だと袖を縛って完成なので便利です。
- 湯たんぽにカバーをしっかりかける⇒2重3重にして体との距離を作りましょう。
- 湯たんぽを抱えたり、足を乗せたりして寝ない⇒長時間密着することになるので非常に危険です。
- 布団を温めたら湯たんぽを外に出す⇒寝返りが多い場合などに確実に安全な方法です。
湯たんぽの代用になるアイテムとカバーで体をしっかり温めて寒い冬を一緒に乗り切りましょう!