炊飯器ケーキを作ったら生焼けになっちゃった!
何とかして食べられるようにしたいなぁ…
材料を混ぜてお釜に入れたら後はスイッチを押すだけ!とお手軽な炊飯器ケーキ、けれども“あれ、生焼けっぽい!どうしよう…何とかして食べられるようにしたいなぁ…”と困ってしまったことはありませんか?
安心してください!炊飯器ケーキが生焼けになっても次のように対処することで食べられる状態にできます。
- 再度、10分ほど炊飯する
- 炊飯器で保温する
- 電子レンジで加熱する
- フライパンで焼く
- オーブンやトースターで焼く
後ほど、炊飯器ケーキが生焼けになる原因も説明しますので、次に炊飯器でケーキを作るときの参考になると嬉しいです♪
また、炊飯器ケーキを作るときのコツもご紹介します!再度、お家で作る際に試してみてくださいね!
この記事では
- 炊飯器ケーキが生焼けになった!【対処法のまとめ】
- 炊飯器ケーキが生焼けになる原因
- 炊飯器ケーキを作るときのコツ
についてご紹介します!
炊飯器ケーキが生焼けになった!【対処法のまとめ】
始めに述べたように炊飯器ケーキが生焼けになっても焦らず次のような対処をすることで、無駄にせずに食べることができます。
これらの対処法を行って、竹串をケーキに刺して生地がべっとり付くことがなければ焼けていると判断できます。
対処法によって仕上がりの食感が多少変わってきます。色々試してみて自分の好みに合うやり方を探してみてくださいね♪
再度、10分ほど炊飯する
まずは、再度10分ほど炊飯をして加熱してみましょう。マイコン式の炊飯器などケーキの上部が焼けにくいタイプは、一度ケーキをひっくり返してから炊飯することをおすすめします。
ひっくり返すときは、鍋掴みを使って内釜を取り出して網の上でひっくり返します。ケーキの上部が内釜の底部に来るように戻します。炊飯したての内釜はとても高温なので火傷に注意してくださいね。
炊飯器で保温する
再度、炊飯しても生焼けのときは、保温をして内釜が冷えるまで待ってみましょう。ケーキの種類や炊飯器のタイプによって時間は異なりますが、10分間隔でケーキの状態を確認してみるのがおすすめです。
電子レンジで加熱する
再度の炊飯・保温でも生焼けの場合や時間をかけずに生焼けのケーキの対処をしたい場合は、電子レンジでの加熱がおすすめです。再度、炊飯することや保温で様子をみるのは時間がかかります。お手軽に確実に解決したいとなると電子レンジが便利です。
以下のような手順で行うと、焼きやすいです。
①生焼けのケーキを内釜から取り出して、全体をラップで包む
②電子レンジ(600W)で3分間、加熱する
③竹串を刺してケーキの状態を確認する
④生地が付かなければ終了、付いたら1分ずつ加熱する
フライパンで焼く
フライパンの弱火で焼くという方法もあります。フライパンも短い時間で対処できるのでおすすめです。
①ケーキの大きさに合うフライパンに油かバターを薄くひく
②ケーキをひっくり返して、アルミホイルで覆って弱火で蒸し焼きにする
③5分~10分くらいしたら、竹串でケーキの様子を確認する
④生地が付かなければ終了、付いたら様子をみながら加熱する
オーブンやトースターで焼く
オーブンやトースターで焼く方法は、高い温度で加熱するので短時間で仕上がります。オーブンやトースターの中が高温なだけにケーキの表面が焦げやすいので様子を見ながらアルミホイルで覆うなどの工夫が必要です。
①耐熱容器やクッキングシートを敷いた天板の上に生焼けケーキをひっくり返す
②180~200度で10分ほど焼く
③様子を見ながら途中で焦げそうになったらアルミホイルで覆う
④時間になったら竹串で生地の様子を確認する
⑤生地が付かなければ終了、付いたら様子をみながら加熱する
炊飯器ケーキが生焼けになった!【原因のまとめ】
ここまで生焼けのケーキの対処法について説明してきましたが、”そもそも何でケーキが生焼けになってしまったのだろう?”と不思議に思った方もいらっしゃると思います。
炊飯器ケーキが生焼けになる原因として、次のようなことが挙げられます。
- 使用した炊飯器がケーキ作りに向いてない
- 材料の混ぜ方が不十分
- 炊飯器に対して材料の分量が多い
それぞれ説明します。
使用した炊飯器がケーキ作りに向いてない
炊飯器には、下記に示すようにケーキ作りに向いていないタイプがあります。ケーキ作りに向いていないタイプの炊飯機を使用すると生焼けになることが多いそうです。
一度、お手持ちの炊飯機がどのタイプか調べてみましょう。
- IH圧力式炊飯器
- マイコン式炊飯器
IHの中でも圧力がかかるIH圧力式炊飯器はケーキが生焼けになりやすいとされています。IH式に圧力を加える機能が備わったタイプで、内釜を密閉状態にして圧力をかけて炊飯します。圧力をかける点がケーキを生焼けにしやすいことに加え、使い方によっては危ない場合もあるようです。
マイコン式炊飯器もケーキ作りに向いていないとされています。本体の底のヒーターの熱が内釜の下から上に伝わっていく仕組みなので、ケーキの上部が生焼けになることが多いそうです。
材料の混ぜ方に問題がある
ケーキモードで焼いているにもかかわらず生焼けになってしまう場合は、材料の混ぜ方に問題がある可能性があります。
混ぜる際に次のようなことがあると、ケーキの焼け具合にムラができる場合があります。
- 材料がしっかり混ざっていない
- 卵の泡立て方が足りない
- 泡立てた卵と小麦粉を混ぜるときに泡をつぶした
材料がしっかり混ざっていない状態で焼いてしまうと、ケーキの焼け具合にムラができやすくなります。
卵の泡立て方には、卵白と卵黄を分けてメレンゲを作る別立てと分けずに泡立てる共立てがあります。どちらにしても十分に泡立てておかないと、膨らまずに全体もきちんと焼けていないケーキになってしまいます。
卵を泡立てた後に小麦粉を合わせるときは、沢山混ぜてしまうと泡が消えてしまって上手く焼けません。サックリ混ぜて泡を潰さないようにしましょう。
炊飯器に対して材料の分量が多い
炊飯器に対して生地の分量が多いこともケーキが生焼けになる原因です。初めて作る場合は、決してレシピより分量を多くすることなく焼いてみましょう。
特に3合炊きタイプは炊飯器によってパワーが少ないものもあります。5合炊き用のレシピの半分の量にして、少なめにして焼いてみるのがおすすめです。
炊飯器ケーキを作るときのコツ
ここまで、生焼けになったケーキの対処法と生焼けになる原因について説明しました。材料が無駄にならずに安心ですが、”できれば炊飯器で完成させたいな!”と思う方もいらっしゃいますよね♪
そこで、炊飯器ケーキが生焼けにならないためのコツをご紹介します。
- 適切な炊飯器を用意する
- 炊飯器に対しての分量を適切にする
- 粉類をふるう
- 卵を泡立てる
- 泡立てた後に粉類を混ぜるときに泡を潰さない
適切な炊飯器を用意する
ケーキ作りに向いているタイプの炊飯器の使用がおすすめです。下記のような炊飯器がケーキを作りやすいとされています。
- ケーキコース機能のある炊飯器
- IH式炊飯器(特にシンプルな仕組み)
もし炊飯器を買う予定がある場合は、ケーキコースのある炊飯器を購入するのも一つです。ケーキを焼く際の温度調整を自動でやってくれるので、安心してケーキを作れます。
ただし、ケーキコースがなくても、機能の少ないシンプルな仕組みのIH式炊飯器は比較的ケーキを上手く焼けるタイプとされています。電磁力で内釜自体を発熱させて隅々まで熱が行き渡るので、ケーキをしっかり焼くことができます。
*IH式でもヒートセンサー付きだと高温になったときに自動的に加熱をやめてしまいます。お手持ちの炊飯器や気になっている商品の機能を説明書・ネットなどで確認してみてくださいね。
炊飯器に対しての分量を適切にする
ケーキの分量が多いと全体を焼き切れない可能性が高まるので、特に初めて焼く場合は分量を少なめにしておくと安心です。
炊飯器の容量には3合、5合、1升などがあります。1升ならば5合用のレシピの分量で、3合ならば5合用レシピの半分の分量にして焼き具合の様子を見てみるのがおすすめです。
粉類をふるう
小麦粉やベーキングパウダー、ホットケーキミックス、ココアなど粉類はしっかりふるっておきましょう。理想は3回以上ふるうことです。材料が綺麗に混ざるためには粉類をふるい、ダマができないようにしておくことが大切です。
ホットケーキミックスを使う
初めて炊飯器ケーキに挑戦する際には、ホットケーキミックスを使うのがおすすめです。ホットケーキミックスは、しっかり膨らむように配合されているので、失敗が少ないとされています。
卵を泡立てる
卵をしっかり泡立てることも大切です。ハンドミキサーが非常に便利なのでおすすめです。
ケーキの種類によって卵黄と分けて卵白でメレンゲを作る別立て、分けずに泡立てる共立てがあります。メレンゲの場合は角がツンと立つまでしつこく泡立てて、共立てならばモッタリするまで泡立てます。
泡立てた後に粉類を混ぜるときに泡を潰さない
泡立てた後に粉類を混ぜる際はサックリと混ぜましょう。しっかり混ぜなくてはと、混ぜすぎると泡が潰れてしまい上手く焼けません。サックリと混ぜるのがポイントです。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
- 再度、10分ほど炊飯する⇒まず、最初にやってみましょう!
- 炊飯器で保温する⇒内釜が冷えるまで10分間隔で様子を見て確認するのがおすすめです。
- 電子レンジで加熱する⇒短時間で確実に熱を通したい場合に便利です。
- フライパンで焼く⇒時間がかからずに火を通せます。
- オーブンやトースターで焼く⇒高温で一気に焼くので短時間で仕上がります。
- 使用した炊飯器がケーキ作りに向いてない⇒特にIH圧力式の炊飯器が生焼けになりやすいです。
- 材料の混ぜ方が不十分⇒材料がしっかり混ざっていない、卵の泡立てが足りない、泡立てた卵と粉類を混ぜたときに泡が潰れたなどが起こると焼き具合にムラができます。
- 炊飯器に対して材料の分量が多い⇒分量が多いと上手く焼けない可能性が高くなります。
- 適切な炊飯器を用意する⇒ケーキコースのある炊飯器がおすすめです。
- 炊飯器に対しての分量を適切にする⇒1升の炊飯器なら5合用のレシピ、3合の炊飯器なら5合用のレシピの半分の分量で試し見ましょう。
- 粉類をふるう⇒理想は3回以上をふるっておくと、材料が綺麗に混ざります。
- 卵を泡立てる⇒メレンゲならば角がツンと立つ、共立てならばモッタリするまで泡立てます。
- 泡立てた後に粉類を混ぜるときに泡を潰さない⇒素早く短時間でサックリと混ぜます。
炊飯器ケーキが生焼けになる原因や対処法、コツが参考になれば嬉しいです。分量や作り方のポイントを意識して、炊飯器ケーキを楽しんで作ってみてくださいね♪