ニットのカーディガンやセーターを毎回畳むのが億劫で”ハンガーにかけて収納したいけれど、かけたら伸びてしまうのでは…”と気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
結論からいうと、普通のハンガーにそのまま掛けると伸びたり、型崩れが起きたりする可能性が高まるのでおすすめできません。元々ニットは繊細なので、お手入れの際には次のポイントを押さえましょう。
- 洗濯後は平干し
- 収納は畳んでしまう
収納スペースの問題でどうしてもハンガーに掛ける必要がある場合は型崩れしにくい掛け方や便利なハンガーがあるので、後ほどご紹介します。
この記事では
- カーディガンがハンガーで伸びる?【平干し&畳んで収納】
- カーディガンのハンガーへの掛け方
- 型崩れしにくいハンガーはどこに売ってる?
カーディガンを適切に収納してオシャレを楽しんでいきましょうね♪
カーディガンがハンガーで伸びる?【平干し&畳んで収納】
最初に述べたようにカーディガンを普通のハンガーにかけるのは型崩れの原因になるとされています。
そのためカーディガンをお手入れする際には次のポイントを押さえることをおすすめします。
- 洗濯後は平干し
- 収納は畳んでしまう
それぞれ説明します。
洗濯後は平干し
まず、洗濯後は平干しがおすすめです。実はニットのカーディガンは濡れていると水の重みで伸びやすく、型崩れを起こしやすいと言われています。そのため干すときにもハンガーを使用すると、一層型崩れしやすくなります。
形を整えたカーディガンを平干しにすることで、水分が全体に分散されるので伸びにくくなります。形を整えるときは、縮みやすい袖・首回りを少し引っ張るようにするのがポイントです。
カーディガンに限らず、ニットを平干しする際は「平干しネット」を使うのがおすすめです。こちらの商品は折りたためるので、使用していないときにコンパクトに収納できます。
筆者もすぐにやってみようと思ったのですが、平干しネットがなく画像のようにピンチハンガーの上に乗せてみました。裏側も風が通るので、1枚だけ干すなら問題ないように感じます。
さらに洗濯ネットでハンモック状にすると、もう1枚カーディガンを干せます。
ハンガーにかけるよりは、型崩れ防止効果があると思いますが、お気に入りのニットならば平干しネットの方が安全です。
収納は畳んでしまう
収納するときはカーディガンを畳むのがおすすめです。畳む際には次のような手順で行うと形も綺麗に整います。
①ボタンを外して前開き側を上に広げる
②左右の袖を中心線でクロスするように折る
③左右の脇を中心線に合わせて折る
④裾の方から3分の1ほど折る
⑤もう一度同じ方向に半分に折る
それぞれ説明します。
①ボタンを外して前開き側を上に広げる
伸ばしながら背中側を上にして広げます。
②左右の袖を中心線でクロスするように折る
縫い目も確認しながら両腕の袖を折ってクロスさせましょう。
③左右の脇を中心線に合わせて折る
ボタンを目安に中心に合わせて左右の脇を折っていきます。
④裾の方から3分の1ほど折る
芯をつくるようなイメージで裾の方から降ります。目安は3分の1ですが、収納スペースに合わせて畳む幅を調整してくださいね♪
⑤もう一度同じ方向に半分に折る
最後に④をもう一度同じ方向に折って、完了です。
カーディガンのハンガーへの掛け方
先ほどカーディガンは平干し&畳んで収納をおすすめしましたが、“どうしてもスペースが足りない…ハンガーに掛けられないかしら…”と困ってしまった方もいらっしゃると思います。
カーディガンを普通のハンガーに掛けたい場合、丈の長さに合わせて次のように掛けていくのがおすすめです。
- 丈が短め~普通のカーディガン
- 縦半分に折ったカーディガンをハンガーの両肩に掛ける
- 丈が長めのカーディガン
- クロスした袖と中心線で左右を折ったカーディガンをハンガーの直線に半分にして掛ける
それぞれ説明します。
丈が普通のカーディガン【縦半分に折ってハンガーの両肩に掛ける】
カーディガンの丈が普通の場合は、次の手順でハンガーに掛けていきましょう
①広げたカーディガンを縦半分に折る
②カーディガンの脇の下からハンガーの頭が出るように置く
③カーディガンの袖の部分をハンガーの肩で折る
④カーディガンの裾の部分も同じようにハンガーの肩で折る
それぞれ説明します。
①広げたカーディガンを縦半分に折る
まずはカーディガンを広げて袖がピッタリ重なるように縦半分に折ります。
②カーディガンの脇の下からハンガーの頭が出るように置く
次にカーディガンの脇の下からハンガーの頭が出る位置にポンと置きます。
③カーディガンの袖の部分をハンガーの肩で折る
続いてカーディガンの袖をハンガーの肩のところで折ります。ずり落ちそうな不安がある場合はハンガーの直線に入れ込むと安定します。
④カーディガンの裾の部分も同じようにハンガーの肩で折る
最後にカーディガンの裾の部分をハンガーの肩で折ります。③と同様にずり落ちそうな場合はハンガーに入れ込むのがおすすめです。
丈が長いカーディガン【袖と身頃を折ったカーディガンをハンガーの直線に掛ける】
丈が長いカーディガンの場合は、畳んで収納する際の手順でカーディガンを長方形状にしてハンガーの直線のところに掛けます。次のような手順で進めるとスムーズに掛けられます。
①ボタンを外して前開き側を上に広げる
②左右の袖を中心線でクロスするように折る
③左右の脇を中心線に合わせて折る
④ハンガーにカーディガンを通す
⑤半分のところで折る
それぞれ説明します。
①前開き側を上に広げる
前開き側を上に広げます。ボタンが付いているものは外しておきましょう。
②左右の袖を中心線でクロスするように折る
中心線でクロスするように縫い目も確認しながら袖を折りましょう。
③左右の脇を中心線に合わせて折る
中心線に合わせて左右を折ります。
④ハンガーにカーディガンを通す
ハンガーの直線部分のところにカーディガンを通します。
⑤半分のところで折る
カーディガンの半分のところで折って完成です。
型崩れしにくいハンガーはどこに売ってる?
普通のハンガーでも掛け方を工夫することで型崩れしにくいのですが、“そのまま掛けても大丈夫なハンガーがあったら嬉しい…どこに売ってる?”と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
調べてみると、型崩れしにくいハンガーは次のような場所で手に入ります。
- ダイソーなどの100均
- ニトリ
- ネット通販
それぞれ説明します。
ダイソーなどの100均
ダイソーを始めセリア、キャンドゥなど100均で手に入ります。2本セット100円なのでお手軽に試すことができます。アーチハンガーやアーチ型ハンガーなどの商品名として販売されています。
ニトリ
ニトリでもアーチ型ハンガーとして販売しています。3本セットで300円ほどなので、こちらもお手軽で少ない本数で試したい場合におすすめです。
ネット通販
10本セット以上で購入したい場合にはネット通販もおすすめです。沢山あるとかさばって持って帰るのが億劫になるので、自宅まで届けてくれるのは便利ですね♪
ドイツ発祥の【MAWA】の滑り落ちないハンガーはオシャレでカラーバリエーションもあるので、スタイリッシュな収納をしたい場合におすすめです。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
- 洗濯後は平干し
- 平干しネットに整えたカーディガンを置くことで型崩れ防止が可能です。
- 収納は畳んでしまう
- 畳むことでカーディガンが伸びずに型崩れが起きにくくなります。
①ボタンを外して前開き側を上に広げる
②左右の袖を中心線でクロスするように折る
③左右の脇を中心線に合わせて折る
④裾の方から3分の1ほど折る
⑤もう一度同じ方向に半分に折る
①広げたカーディガンを縦半分に折る
②カーディガンの脇の下からハンガーの頭が出るように置く
③カーディガンの袖の部分をハンガーの肩で折る
④カーディガンの裾の部分も同じようにハンガーの肩で折る
①ボタンを外して前開き側を上に広げる
②左右の袖を中心線でクロスするように折る
③左右の脇を中心線に合わせて折る
④ハンガーにカーディガンを通す
⑤半分のところで折る
- ダイソーなどの100均
- 2本で110円なのでお手軽に試せます。
- ニトリ
- 3本セットなので少ない本数から始めたいときに便利です。
- ネット通販
- 10本以上など必要な本数が多い場合におすすめです。
カーディガンの畳み方や掛け方を工夫したり、便利なハンガーを使ってお気に入りのカーディガンを大切にしていきましょうね♪