台所や洗面所の排水口の掃除に欠かせないキッチンハイター、清潔さをキープしたいと思いながらも“排水口にキッチンハイターを毎日使って傷んだりしない?大丈夫?”と不安になったことがあるかもしれません。
結論からいうと、キッチンハイターを排水口に毎日使用しても問題ありません。むしろ、毎日しておくことでヌメリ汚れやカビをこびり付く前に流せるのでおすすめです。
ただし、キッチンハイターは強い成分を有するため取り扱いに注意が必要です。後ほどタイプ別の掃除方法やヌメリの予防法も説明しますので、参考にしてみてくださいね。
この記事では
- キッチンハイターを排水口に毎日使って大丈夫?【注意点4つ】
- タイプ別の掃除方法
- 普段からのヌメリ予防法
について解説します。
注意点を知りながらキッチンハイターで排水口をスッキリさせて毎日を快適に過ごしていきましょう♪
キッチンハイターを排水口に毎日使って大丈夫?【注意点4つ】
最初に述べたようにキッチンハイターを排水口に毎日使用しても問題はなく、むしろ清潔さをキープできます。特に泡スプレータイプは予め希釈されているので手軽に使いやすく、毎日のお手入れにおすすめです。
しかしながら強い成分を持つキッチンハイターを取り扱う際には次の注意点を押えておきましょう。
- キッチンハイター単体で使用する
- ゴム手袋をする
- 液体タイプは希釈してから使う
- 水でしっかり洗い流す
それぞれ説明します。
キッチンハイター単体で使用する
必ずキッチンハイターは単体で使用しましょう。酸性タイプの洗剤と混ぜると有毒ガスが発生し、人体に悪影響を及ぼします。また、換気もしっかりしておくと安心です。
ゴム手袋をする
キッチンハイターはゴム手袋必須です。除菌・漂白ができるだけに強すぎる成分のため、直に触れると手荒れが起きることが多いです。
液体タイプは希釈してから使う
液体タイプだと原液なので、そのまま排水口に入れると劣化しやすくなるので薄めるのがおすすめです。希釈してあっても危険ですが、原液はさらに強力なので人体への影響も大きいです。
目安はキャップ1~2杯に対して水5Lとされています。
水でしっかり洗い流す
泡や希釈したハイター液はしっかり水で洗いながしましょう。体の中に入ると胃の粘膜が溶けるなど人体に悪影響を及ぼす可能性もあるので、最後の水洗いは丁寧に行うのがおすすめです。
タイプ別の掃除方法
キッチンハイターを排水口に毎日使うことは衛生的におすすめですが、“泡スプレーと液体タイプがあるけれど、同じようなやり方でいいの?”と気になった方もいらっしゃると思います。
ここでは泡スプレーと液タイプのそれぞれの掃除方法についてご紹介します。
- 泡スプレー:泡を吹きかけて放置した後に水で流す
- 液体タイプ:希釈したハイター液につけ置きして洗い流す
それぞれ説明します。
泡スプレー
泡スプレーは吹きかけるだけなので毎日のお手入れを簡単にしてくれるのが魅力です。元々、薄めてあるものの触れると危険なのでゴム手袋をして次の手順で掃除していきましょう。
①ゴミ受けのゴミを取り除く
②排水口の部品を取り外す
③全体に泡スプレーをかける
④5~10分放置する
⑤気になるところを歯ブラシやペーパーで磨く
⑥水でしっかり洗い流す
基本的にスプレーするだけなので、手間が少なくお手入れできます。つい油断してしまいますが、うっかり手に付着することもあるので必ず手袋をしてくださいね♪
液体タイプ
液体タイプは原液なので希釈する手間がありますが、少量で消毒・漂白が可能なところが魅力です。希釈の目安はキャップ1~2杯に対して50℃前後のお湯5Lくらいです。
①ゴミ受けのゴミを取り除く
②排水口の部品を取り外す
③ビニール袋orタライに50℃くらいのお湯とハイター液を入れる
④排水口の部品を③に入れて30分放置
⑤気になるところを歯ブラシやペーパーで磨く
⑥水でしっかり洗い流す
パーツが多い場合などはハイター液でつけ置きすると一気に除菌・漂白ができます。毎日するのが時間的にも手間的にも厳しいと感じる場合は週1を目安に行うのがおすすめです。
普段からのヌメリ予防法
先ほどキッチンハイターのタイプ別に掃除方法について説明しました。お手入れのやり方が分かると安心ですが、“普段からヌメリを減らせないかな?”と考える方もいらっしゃると思います。
次のような予防法を行うことでヌメリを低減することが可能です。
- 丸めたアルミホイルをゴミ受けに入れる
- 油汚れは流す前に拭き取る
- 排水口のヌメリ取りを使う
それぞれ説明します。
丸めたアルミホイルをゴミ受けに入れる
小さく丸めたアルミホイル2~3個ほどゴミ受けに入れるのがおすすめです。水に触れてアルミホイルから金属イオンが発生し、細菌やカビの増殖を抑制してくれます。水と触れる表面積が増えるようにアルミホイルをふんわり丸めるのがポイントです。
油汚れは流す前に拭き取る
油汚れもヌメリやすくなります。臭いの原因にもなるので、フライパンや鍋に残っている油汚れは洗い流す前にペーパーや布などで拭き取りましょう。また、油を排水口に直接入れてしまうのは配水管や川・海の汚染にも繋がるので、できるだけ拭き取っておくようにしましょう。
排水口のヌメリ取りを使う
便利なアイテム“ヌメリ取り”を使うのも一つの方法です。排水口に置くだけなので手軽です。中の錠剤が溶け出して洗浄してくれます。こちらの商品の効果は2ヶ月続くとされています。日々の掃除回数を減らしたい場合におすすめです。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
キッチンハイターで排水口を毎日掃除するのは問題なく、むしろおすすめです。下記の注意点を押えてタイプ別の掃除方法で綺麗にできます。
- キッチンハイター単体で使用する
- 酸性タイプと混ざると有毒ガスが発生します。
- ゴム手袋をする
- 直に触れると、手荒れの原因になります。
- 液体タイプは希釈してから使う
- 原液を流すと排水口が傷みやすくなります。
- 水でしっかり洗い流す
- 体内に入ると胃の粘膜を溶かします。
- 泡スプレー:泡を吹きかけて放置した後に水で流す
- 吹きかけるだけなので毎日のお手入れにおすすめです。
- 液体タイプ:希釈したハイター液につけ置きして洗い流す
- 希釈の手間はあるものの少量で一気に除菌・漂白が可能です。
- 丸めたアルミホイルをゴミ受けに入れる
- 小さめのふんわり丸めたアルミホイルを2~3個用意します。
- 油汚れは流す前に拭き取る
- 油汚れもヌメリや臭いの原因になります。
- 排水口のヌメリ取りを使う
- 排水口に置くと、中の錠剤が溶けて洗浄成分が流れ出します。
注意点を押えつつ、キッチンハイターを使って排水口を清潔にキープして快適な日常を送っていきましょう!