本棚を窓際に置きたいんだけど、置いてもいいのかな?
部屋を自分好みの空間にするために、本棚を窓際に置きたいと思う方いると思います。
本棚は窓際に置いてもいいのでしょうか?
結論からいいますと…
本棚を置く場所は窓際を避けた方が良い!
理由としては下記3点があります。
- 紫外線による日焼け
- 湿気によるカビや本の劣化
- 虫の発生
しかし、どうしても窓際に本棚を置きたい方もいらっしゃると思います!
そこで、詳細な対策方法についても後述していますので是非参考にしてみてくださいね。
本記事では、
- 本棚を窓際に置くのは避けたほうが良い!その理由は?
- 本棚を窓際に置く際のやるべき対策
- 本棚や本の日焼けやカビ、虫の対処法
について書いていきます。
せっかく購入したお気に入りの本を素敵な形で残せるように参考にしてみてくださいね♪
本棚を窓際に置くのは避けたほうが良い!その理由は?
前述した通り、本棚を窓際に置くことはなるべく避けた方が良いです。
その理由としては下記3点があげられます。
- 紫外線による本の日焼け
- 湿気によるカビや本の劣化
- 虫の発生
1つずつ説明していきます!
紫外線による本の日焼け
本棚を窓際に置くと、紫外線により本が日焼けしやすくなります。
本を傷つける代表的なものは、紫外線と空気の2つです。
紫外線と空気に特に弱いのが酸性紙と呼ばれる、漫画本によく使われている紙です。
その2つのうち紫外線は、肌が日焼けする原因としても有名ですが、本も同じように紫外線が当たると紙に含まれる成分との化学反応によって茶色く変色してしまいます。
太陽光だけでなく、蛍光灯の光にも紫外線は含まれていますので、”室内だから大丈夫”と過信しないようにしましょう!
湿気によるカビや本の劣化
窓際は、家の中でも湿度の高い場所です。そんな窓際に本棚を置くと、本棚にカビが生えるおそれがあります。
カビは”湿気が60%以上”、”気温が20℃以上”、”ホコリなどカビのエサとなるものがある”という3つの条件が揃うとカビが発生します。
特に、梅雨や結露が発生する時期は、カビが発生する確率がぐんと上がります。
そのため、本を劣化させないためにも窓際に本棚を置くのは避けた方が良いとされています。
虫の発生
湿気が高くなる窓際に本棚を置くと、カビが生えやすくなります。そうすると、そのカビを餌にするチャタテムシという虫が発生することがあります。
また、本には、チャタテムシ以外にもシミやシバンムシといった虫もつきやすくなります。
これらの虫は放置すると死骸がアレルゲンになりアレルギーを引き起こしたり、チャタテムシを食べるツメダニという人を刺す虫が発生したりします。
そのため、虫の発生を極力防ぐためにも、本棚を窓際に置くのは避けることをおすすめします。
本棚を窓際に置く際にやるべき対策
部屋のスペースやインテリアによっては、どうしても本棚を窓際に置きたい場合もありますよね。
しかし、どんな対策をすればいいのかわからない方もいるかと思います。紹介しますので参考にしてみてくださいね♪
日焼け対策編
- 紫外線カットのカーテンやフィルムを使う
- 照明を紫外線の少ないLEDライトに交換する
- ブックカバーをつける
- 大事な本は収納しておく
湿気対策編
- 本棚の後ろに空間をあける
- こまめに換気をする
- 定期的にホコリ取りをする
- 除湿剤を置く
虫対策編
- こまめに掃除をする
- 段ボールや紙類をためない
- 湿気を取る
- ハーブを使用する
1つずつ説明していきますね♪
日焼け対策編
まず初めに日焼け対策について紹介していこうと思います。
- 紫外線カットのカーテンやフィルムを使う
- 照明を紫外線の少ないLEDライトに交換する
- ブックカバーをつける
- 大事な本は収納しておく
1つずつ説明していきますね♪
紫外線カットのカーテンやフィルムを使う
部屋に入り込む紫外線を避けるためには、紫外線カットのカーテンや窓用のフィルムを使用するのがおすすめです♪
こちらのようにカーテンのレースを紫外線カットにすることで、カーテンのデザインは変更することなく紫外線カットをすることができます!
こちらの窓用のフィルムタイプであればインテリアに影響することなく日焼け対策をすることができます♪
照明を紫外線の少ないLEDライトに交換する
紫外線と言えば太陽の光だけだと思ってしまいますよね。
しかし、紫外線は蛍光灯の光にも含まれていますので、太陽光に十分気を付けていても部屋の電気に当たり続けることでも本の日焼けは進んでしまいます!
その対策としてLEDライトであれば含まれる紫外線量は0に近いため、電球を蛍光灯からLEDライトに変えることで本の日焼け対策になります♪
LEDライトに変えるだけで日焼け防止のみならず、電気代の節約にもなって一石二鳥ですよね
ブックカバーをつける
ブックカバーををつけることも日焼け対策としておすすめです。
しかし、ブックカバーをつけることで本の表紙が見えなくなるのは嫌…!という方もいると思います。そのような方には、こちらのような透明フィルムもありますのでこちらを使用するのがおすすめです♪
大事な本は収納しておく
本は紫外線を避けても、空気に触れるだけで劣化してしまうといわれています。そのため、本当に大切な本はできる限り空気を遮断して保管しましょう。
密閉できるビニール袋に乾燥剤と一緒に入れ、こちらのような収納ケースにいれることで劣化を防ぐことができます。
湿気対策編
次に、湿気対策について紹介していきます。
湿気対策はしっかりしないと後述する虫の発生の原因となったり本にカビが生えてしまったりしまいますので、今回紹介する方法を参考にしてみてください♪
- 本棚の後ろに空間をあける
- こまめに換気をする
- 定期的にホコリ取りをする
- 除湿剤を置く
では、1つずつ説明していきますね♪
本棚の後ろに空間をあける
本棚を壁にぴったりくっつけると、空気がこもってしまいホコリや湿気がたまりやすくなってしまいます。
本棚と壁の間は少し空間をあけ、空気の通り道を確保しておきましょう!
こまめに換気する
カビは空気中にも舞っているため定期的に本棚がある部屋の窓をあけ、こもった空気を入れ替えましょう!
窓のない家や部屋であれば、除湿器やエアコン、空気清浄機などを使用して空気を綺麗にするのがおすすめです。
定期的にホコリ取りをする
湿気がたまりにくい環境ができたら、さらに本棚にたまるホコリを取ることでさらにカビが発生するのを防ぐことができます。
本棚の後ろに空間をあけていれば、たまったほこりも定期的に取ることができますね。
こちらのようなホコリ取りをしようするのも本にも優しく、インテリアになじんでいいですよね
除湿剤を置く
除湿剤を置くのはお手軽な方法でおすすめです♪
除湿剤はものによっては生活感が出てしまうかと思いますが、こちらのように本棚にひくシートタイプの除湿剤もおすすめです♪
虫対策
最後に虫対策について紹介していきます。
本を好む虫もいますので、発生前に予防をしっかりすることで大切な本が虫に傷つけらないようにしていきましょう!
- こまめに掃除をする
- 段ボールや紙類をためない
- 湿気を取る
- ハーブを使用する
では、1つずつ説明していきますね♪
こまめな掃除
やはり掃除が一番重要です!
部屋全体の掃除にプラスして、本の上や棚の隅、棚の下や裏側といったほこりがたまりやすい場所をできる限りこまめに掃除しましょう。
段ボールや紙類をためない
不要な紙類や古本をできるだけ置かないようにしましょう。
特に本の管理に使っている人も多い段ボールは、害虫の棲みかになってしまう可能性がありますのでため込まない、置きっぱなしにしないように注意しましょう。
湿気を取る
湿気が多い場所に虫は発生しやすいです。
前述した湿気対策を参考にしてみてくださいね♪
ハーブを使用する
本の虫に関するものだとラベンダーの香りが有名です。ラベンダーの香りであれば、いい香りもしますし実施しやすいですよね♪
方法は、紙にラベンダーのアロマオイル(精油)を数滴垂らしたものを本棚においておくだけです!
しかし注意点として、必ず下記商品のような”100%天然由来のオイル”を使用しましょう。香りに含まれる成分が効果を発揮しているため、人工的に作られた香りは意味がなくなってしまいます。
本棚や本の日焼けやカビ、虫の対処法
既に本が日焼けしてしまったり、本棚がカビてしまったり、虫が発生してしまったりしている方もいると思います。
そのようなことが起きてしまった際のどうしたらいいのか、すぐ思いつかないですよね…。
そこで、ここで対処法について紹介していきますで参考にしてみてください♪
本が日焼けしてしまった際の対処法
本が日焼けしてしまった際には下記対処法があります。
- 紙やすりで削る
- 衣料用漂白剤でふき取る
1つずつ説明していきます。
紙やすりで削る
本の側面の日焼けは、紙やすりで削ると汚れを落とすことができ、この方法は中古書店でも使われている方法です。
手順は、本を閉じた状態で紙やすりで削るだけです。
本が開いた状態で削ると本を傷つけてしまいますし、削りすぎることがないよう注意をしつつ行いましょう。
衣料用漂白剤でふき取る
衣料用漂白剤でも本の汚れを落とすことができ、飲み物を本にこぼして汚してしまった際にもこの方法で落とすことができます。
方法は、色落ちしにくい布に酸素系洗剤を染込ませ硬く絞り、本の日焼け部分に軽く叩きながら汚れをふき取りましょう!
本棚にカビが発生してしまった際の対処法
次に本棚にカビが発生してしまった際の対処法について紹介していきます。
本棚にカビができると本にもカビが移ることがありますので今回紹介する2つの方法を参考にしてみてください!
- 塩素系漂白剤を使う方法
- アルコールを使う方法
1つずつ説明していきます。
塩素系漂白剤を使う方法
まずは塩素系漂白剤を使った方法を紹介します。
掃除を始める前に塩素系漂白剤を使って問題ないか、本棚の素材を確認しましょう!
木製の場合は洗剤が染込み変色の原因に、金属・ステンレスの場合はサビの原因になります。
- ゴーグルとマスク、ゴム手袋
- 塩素系漂白剤(カビキラーやハイターなど)
- ティッシュやキッチンペーパー
- ゴミ袋
では次に詳細の手順について説明します。
- 換気を行い、肌をガードするためゴーグルやマスクを着用する
- 本棚から本を取り出す
- 塩素系漂白剤をティッシュなどにしみ込ませて拭く
- カビが取れたらカビ取り剤に書いてある放置時間を参考にしばらく放置する
- ティッシュなどで本棚に洗剤が残らないように水拭きする
- 最後に乾拭きをする
※ 本棚周辺も拭き上げるとより良いです! - 本を元に戻す
アルコールを使う方法
塩素系漂白剤が使えない本棚にはアルコール(エタノール)を使用しましょう!
- ゴーグルとマスク、ゴム手袋
- アルコール除菌スプレー
- ティッシュやキッチンペーパー
- ゴミ袋
では次に詳細な手順について説明していきます。
- 周囲に火気がないか確認
- マスクやゴーグルなどを着用する
- 本を本棚から取り出す
- アルコールをティッシュなどにしみ込ませて拭く
- カビが綺麗に取れるまで④を繰り返す
※ 周辺も拭き上げるとさらに良いです! - 完全に乾いたら本を戻す
本棚に虫が発生した際の対処法
本棚に虫がいたとき、咄嗟にどうしたらいいのかわかりませんよね。
そこで下記3つの対処法を紹介しますので参考にしてみてください♪
- ガムテープやコロコロでくっつける
- 市販の殺虫スプレーや燻煙剤を使用する
- 衣類用の防虫剤を使う
1つずつ説明していきます。
ガムテープやコロコロでくっつける
本に虫が発生してしまった際にできる一番簡単な方法は、ガムテープやコロコロでくっつける方法です。
これだけで簡単に駆除できます。
掃除機自体が虫の温床になる可能性があるので掃除機の使用はNG!
市販の殺虫スプレーや燻煙剤を使用する
ガムテープやコロコロを使用するとなると虫を直接潰すことになります。
その方法が苦手な方は市販の殺虫スプレーや燻煙剤を使用するのがおすすめです。
衣類用の防虫剤を使う
ビニール袋の中に虫がついている本をすべて入れて、衣類用の防虫剤と一緒に数か月間放置するという方法もあります。
このときピレスロイド系の薬剤だと殺虫剤があるだけでなく、虫を寄せ付けない防虫効果もありますのでおすすめです♪
まとめ
最後にまとめると以下通りです。
- 日焼けによる本の日焼け
- 湿気によるカビや本の劣化
- 虫の発生
日焼け対策編
- 紫外線カットのカーテンやフィルムを使う
- 照明を紫外線の少ないLEDライトに交換する
- ブックカバーをつける
- 大事な本は収納しておく
湿気対策編
- 本棚の後ろに空間をあける
- こまめに換気をする
- 定期的にホコリ取りをする
- 除湿剤を置く
虫対策編
- こまめに掃除をする
- 段ボールや紙類をためない
- 湿気を取る
- ハーブを使用する
- 紙やすりで削る
- 衣料用漂白剤でふき取る
- 塩素系漂白剤を使う方法
- アルコールを使う方法
- ガムテープやコロコロでくっつける
- 市販の殺虫スプレーや燻煙剤を使用する
- 衣類用の防虫剤を使う
今回紹介したポイントや対策方法を参考にして、お気に入りの本を長く楽しめるようにしてみてくださいね♪