【ダンボールに虫がわく3つの原因】わきやすい虫の種類や防止策も解説!

ネット通販で来たダンボール…
ついつい放置している…
でも虫がわくと聞いたけれど本当?

ネット通販などでついつい増えていくダンボール、収納にも再利用しようとついつい長期保存している方もいらっしゃると思います。しかし、“ダンボールに虫がわくらしい…大丈夫なの”と不安な気持ちもありますよね

結論から言うと、ダンボールは虫がわきやすいので再利用など考えず、定期的に捨てましょう!

ダンボールは次のような条件が揃っているため、虫が発生しやすいのです。

ダンボールに虫がわく原因
  • 高温・多湿な環境
  • 豊富な餌
  • 産卵しやすい構造

特にネット通販など一度使ったダンボールは保管されている倉庫にて既に虫が発生している可能性が高いです。使用済みのものは速やかに処分するのが安全です。

筆者

筆者も水の入っていたダンボールなら大丈夫だと台所で使っていました…
すぐに使うのをやめます!!!

さらにわきやすい虫の種類どうしてもダンボール収納をしたい場合のポイントも説明します。

この記事では

  • ダンボールに虫がわく!?【3つの原因】
  • ダンボールにわきやすい虫の種類
  • ダンボールに虫を発生させない対策
  • ダンボール収納をしたいときのポイント

についてご紹介します。

ダンボールに虫がわく原因やわきやすい虫の種類を知って対策をして、家の中を快適にしていきましょう!

目次

ダンボールに虫がわく!?【3つの原因】

冒頭でもお伝えした通り、ダンボールは虫がわきやすいため、放置せずに定期的に捨てることが大切です。

調べてみると、次のようなことがダンボールに虫がわいてしまう原因になります。

ダンボールに虫がわく原因
  • 高温・多湿な環境
  • 豊富な餌
  • 産卵しやすい構造

それぞれ説明します。

高温・多湿な環境

ダンボールは高温・多湿で虫が好む環境です。温度が25~28℃、湿度が75~100%のときに虫が発生しやすいとされます。

さらに、収納に使用すると押し入れなど直射日光が入らない暗い場所で保管されます。このような暗い場所というのも虫が発生しやすくなります。

豊富な餌

ダンボールは虫にとって餌の宝庫です。ダンボール作る際に使用されるセルロースやコーンスターチ、接着剤などゴキブリやシロアリにとって餌になります。また、奥に放置されやすいダンボールにはホコリも溜まりやすく、これらはダニが餌として食べます。

産卵しやすい構造

ダンボールは虫にとって卵を産み付けやすい環境です。2枚の板の間に波形の紙を挟んだ構造なので、小さな幼虫にとって居心地が良いので安心して産卵するようです。

虫にとって産卵しやすい構造

ダンボールにわきやすい虫の種類

さきほども述べたようにダンボールは虫がわきやすく、種類によっては人や家に影響を及ぼします。特に次のような虫はダンボールに発生しやすいとされています。

ダンボールにわきやすい虫
  • ゴキブリ
  • ダニ
  • チャタテムシ
  • シロアリ
    *正確には昆虫に入らないものもまとめて虫としています
筆者

名前を見るだけでもゾッとしますよね…

それぞれどんな影響があるのか詳しく説明します。

ダニ

害虫の代表の一つダニ、種類によっては痒みや痛みを伴うもの、死骸がハウスダストの原因にもなります。一度に産む卵も2000~3000個と繁殖力も強いので注意が必要です。

高温多湿・日陰を好むのでダンボールはピッタリの環境です。また、ホコリが主な餌なので一度収納して放置されやすいダンボールはダニの温床になりやすいです。

チャタテムシ

シラミの仲間のチャタテムシも発生しやすいとされています。名前に馴染みがないかもしれませんが、小さいのでダニと思われることもありそうですね。

カビを主な餌とするので徹底的な除湿が大切です。特に梅雨など高温・多湿になる季節に注意が必要になります。

ゴキブリ

ゴキブリも繁殖力の高いやっかいな害虫です。ダニでも紙でもフンでも何もかもが餌になります。また、高温多湿を好むのでダンボールは住むのに最適な場所です。

サルモネラ菌、赤痢菌、小児麻痺ウィルスを拡散し、死骸やフンはアレルギー疾患の原因など人体へ悪影響を及ぼします。さらに電気系統の配線も食い千切って住居へのダメージを与えることもあります。

シロアリ

実はシロアリもダンボールに発生しやすい虫です。木を食べるシロアリにとって木から作られたダンボールは餌の宝庫と言えるでしょう。シロアリが発生してしまうと、住居の柱なども食べてしまうためダメージが大きくなるので、繁殖させない対策が必要です。

ダンボールに虫を発生させない対策

ここまで虫がわく原因などについて説明しました。ダンボールに虫がわくようなこととは無縁で生活したいですが、”どんな対策をしたら虫がわかないの?”と疑問に思う方もいらっしゃると思います。

次のような対策をすると、ダンボールに虫がわきにくくなります。

ダンボールに虫を発生させない対策
  • 使用済みダンボールは早めに処分する
  • 保管は風通しの良い場所を選ぶ
  • 屋外での保管は毒餌剤(どくえざい)を置く

それぞれ説明します。

使用済みダンボールは早めに処分する

まず、使用済みダンボールは早めに処分するのが大切です。家の中に溜め込まないことが一番の対策になります。

ついつい忘れがちになってしまう場合は、自治体のダンボール回収日に必ず出すなど日にちを決めておくのがおすすめです。

筆者

筆者もダンボールは必ず資源ゴミ回収の日に出しています。

保管は風通しの良い場所を選ぶ

一時的に保管が必要になる場合は、風通しの良い場所を選ぶのがおすすめです。ダンボールの回収日まで少し時間があるなど、どうしても家に置いておかなくてはならないときはありますよね。

虫たちは高温・多湿を好むので、風通しの良い場所だと湿気が逃げやすくなります。家の中の景観は悪くなりますが、窓際などと開ければすぐに換気ができるところがおすすめです。

屋外での保管は毒餌剤(どくえざい)を置く

保管する場所がベランダやガレージなど屋外の場合は、毒餌剤を置くと安心です。ベランダだと天日干しもできるので効果的ですが、雨も入ってくるので濡らさないように気をつけておきましょう

毒餌剤を置いておくと、もし虫が寄ってきてもその後の繁殖を防止することができます。

ダンボール収納をしたいときのポイント

ダンボールに虫がわく原因・対策、発生しやすい虫の種類について説明しました。収納にダンボールの使用は基本的におすすめできません

どうしても使いたい場合もありますが、“不安だな…ダンボールで収納するときに気をつけるポイントあるかな”と気になる方もいらっしゃると思います。

ダンボールで収納したいときは次のポイントを意識しましょう

ダンボール収納をしたいときのポイント
  • 必ず新品を使う
  • ダンボールに詰め込み過ぎない
  • 乾燥剤・防虫剤を入れる
  • ダンボール周辺を小まめに掃除する
  • 定期的にダンボールを交換する

それぞれ説明します。

必ず新品を使う

収納したいときは必ず新品のダンボールを使いましょう使用済みのものは既に虫や卵が付着している可能性があります。特に野菜が入っていたダンボールは危険なので速やかに処分しましょう。

蓋つきのダンボールも使い勝手が良くおすすめです。こちらはデザインもおしゃれなので、見栄え良くきれいに収納ができます。

ダンボールに詰め込み過ぎない

ダンボールには詰め込み過ぎずに適度な空間を残しておくのがおすすめです。風通しが良くなって湿気を防ぐことができます。

乾燥剤・防虫剤を入れる

乾燥剤・防虫剤を入れると安全性が高まります。ダンボールは湿気を吸収するので、湿気に弱い紙や服を収納するとカビや虫の温床になりやすいです。カビ・虫対策のために乾燥剤・防虫剤を入れておきましょう。

ダンボール周辺を小まめに掃除する

ダンボール周辺の掃除は小まめにするのがおすすめです。ホコリが溜まると、虫が発生しやすくなるので定期的に掃除して虫にとって住みやすい環境を除去しておくと安心です。掃除をすることで換気もできます。

一度溜めてしまうと掃除が大変になってしまうので、負担を減らすためにも小まめな掃除を心がけましょう。

定期的にダンボールを交換する

定期的なダンボール交換も必要です。色々と対策していても押し入れやクローゼットに収納していると、風通し悪いため高温・多湿になりやすいです。

ダンボールが湿気を吸い込んでカビなどが発生しやすいので、半年に1度を目安に交換しておくのがおすすめです。

まとめ

最後にこの記事についてまとめます。

ダンボールに虫がわく原因
  • 高温・多湿な環境⇒ダンボールの構造上、虫にとって嬉しい高温・多湿を保持しやすいです。
  • 豊富な餌⇒ダンボールを作るセルロースやコーンスターチ、接着剤は虫にとって適した餌です。
  • 産卵しやすい構造2枚の板の間に波形の紙が挟んだ構造が幼虫にとって住みやすい環境です。
ダンボールにわきやすい虫
  • ゴキブリ高温多湿を好み、雑食なので繁殖力が高いです。
  • ダニ⇒主な餌になるホコリが溜まりやすいダンボールに発生しやすいです。
  • チャタテムシ高温多湿で発生しやすいカビを好みます
  • シロアリセルロースを食べて繁殖します。
ダンボールに虫を発生させない対策
  • 使用済みダンボールは早めに処分する回収日に必ず出すなど、日にちを決めて定期的にダンボールを家からなくすようにしましょう。
  • 保管は風通しの良い場所を選ぶ窓際など換気が出来て風通しの良いところだと湿気を逃がしやすいです。
  • 屋外での保管は毒餌剤(どくえざい)を置く⇒もし虫が発生しても毒餌剤の効果で繁殖を抑えられます
ダンボール収納をしたいときのポイント
  • 必ず新品を使う使用済みのものは既に虫が付いている可能性があるので、新品を用意しましょう。
  • ダンボールに詰め込み過ぎない適度な空間があると湿気を逃がすことができます。
  • 乾燥剤・防虫剤を入れる⇒虫が住みやすく湿気を吸収しやすいダンボールに乾燥剤や防虫剤を入れて対策しましょう。
  • ダンボール周辺を小まめに掃除する⇒餌のホコリを除去するために定期的な掃除が必要です。
  • 定期的にダンボールを交換する⇒押し入れ・クローゼットなど風通しの悪い場所は半年に1度を目安に交換しましょう。

ダンボールに発生しやすい虫や原因を知り、対策をして快適な生活を整えましょう♪

執筆者情報

スム家事編集部
主婦を中心としたメンバーが、日常の家事のお悩みを解決するための情報を分かりやすく発信しています。
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