お店のようにパラパラせずべちゃべちゃに…
このチャーハンどうしたらいい?
シンプルな材料でできる家ランチの定番チャーハン、いざ作ってみると“チャーハンがべちゃべちゃになった…どうしよう…”と悩んだことはありませんか。
そこで、チャーハンがベチャベチャになったときの救済法を調べてみると次のような方法があります。
- 少しのべちゃべちゃ
- 電子レンジ
- フライパン+卵
- フライパン+マヨネーズ
- 冷凍庫
- かなりのべちゃべちゃ
- リメイク(スープチャーハンやあんかけ)
次に作るときはチャーハンがパラパラにできるようにべちゃべちゃになる原因と対策についてもご紹介します。
この記事では
- チャーハンがべちゃべちゃに!【6つの救済法】
- チャーハンがべちゃべちゃになる原因
- チャーハンをべちゃべちゃにしない対策
についてご紹介します。
対処法を知ってべちゃべちゃチャーハンを美味しく仕上げましょう!
チャーハンがべちゃべちゃに!【6つの救済法】
最初に述べたようにチャーハンがべちゃべちゃになっても次のような救済法で美味しく食べることができます。
- 少しのべちゃべちゃ
- 電子レンジ
- フライパン+卵
- フライパン+マヨネーズ
- 冷凍庫
- かなりのべちゃべちゃ
- リメイク(スープチャーハンやあんかけ)
それぞれ説明します。
電子レンジ
少しのべちゃつきならば電子レンジで対応できます。やり方も簡単で耐熱容器にチャーハンを入れて、ラップをせずに電子レンジにかけます。水分がほどよく飛ぶのでパラパラと仕上がります。
まずはチャーハン1人前に対して電子レンジに30秒かけて様子を見て、足りない場合に追加していくのがおすすめです。
電子レンジにかけるのは本当にお手軽で水分も飛んでいきます。
フライパン+卵
フライパンで再度、炒め直す方法もあります。このときに追加で卵を使います。
油を熱して卵を投入して程よく炒り卵になったところでチャーハンを入れて炒めましょう。
炒り卵が増えて豪華な感じになります。
フライパン+マヨネーズ
フライパンで炒め直すときにマヨネーズを使うのも効果的です。手順もシンプルでマヨネーズとチャーハンをフライパンに入れて強火で炒めて完了です。
マヨネーズの油がチャーハンのお米をコーティングするので、べちゃつきが改善されてパラパラになります。
手軽で味もコクがありました。
マヨラーな筆者には嬉しい方法です。
冷凍庫
保存するつもりで作ったチャーハンならば、冷凍庫を使いましょう。
冷ましたお皿や保存容器にチャーハンが重ならないように広げて、冷凍庫に入れます。解凍すると、水分が飛んでパラパラの状態で食べられます。
リメイク
一手間かかっても確実に美味しくしたい場合は、リメイクして新しい料理に仕上げるのがおすすめです。
- スープチャーハン
- 中華風おじや
- あんかけチャーハン
- 天津飯
特にチャーハンの付け合わせで作ることも多いスープを使うと比較的に手間が少ないです。スープチャーハンはスープにチャーハンを入れて完成し、少し煮込むと中華風おじやになります。
おじやは水分たっぷりな料理にレベルアップという感じになります。
余裕がある場合は、とろみを作ってあんかけチャーハンにもできます。さらに卵も追加で使おうと考えているならば、あんかけと合わせて天津飯も作れます。
天津飯は酸っぱめのあんかけをかけるので大きな味変です。
チャーハンも隠れるので失敗した気持ちも薄らぎます。
チャーハンがべちゃべちゃになる原因
先ほどチャーハンがべちゃべちゃになったときの対処法を紹介しました。失敗しても美味しく食べる方法を知ると安心ですが、“どうしてチャーハンがべちゃっとしたのだろう?”と気になりますよね。
ここではチャーハンがべちゃべちゃになる原因について説明します。調べてみると、次のような理由が挙げられます。
- 作る量が多い
- ご飯の水分量が多い
- 入れる具材が多い
- フライパン・中華鍋の温度が低い
- 油の量が適切でない
それぞれ説明します。
作る量が多い
まず、作る量が多いとチャーハンがベちゃつきやすくなります。
ご飯や具材の量が多いと、火の通りが悪くなって温度が下がりやすいです。また、全体的に混ざりにくいことも合わさって食材の水分を上手く飛ばせずに結果的にべちゃべちゃに仕上がりやすくなります。
家族全員分を一気に作りたい気持ちはよく分かりますが、ご飯の量はお茶碗1杯が目安とされています。
ご飯の水分量が多い
ご飯に水分量が多いこともべちゃべちゃになる原因です。
特に炊きたてご飯は水分量が多いので、すぐにチャーハンにすると食材と絡み合って団子状になることもあります。炊きたての場合、冷ましてから冷蔵して冷やご飯にすると適度に水分を飛ばせます。
入れる具材が多い
ベちゃつきやすい理由には具材を沢山使うことも挙げられます。具材が多いと出てくる水分量も増えるので、チャーハンがべちゃべちゃになってしまいます。
栄養バランスを考えると、キャベツ・レタスなど葉物野菜を沢山入れたくなりますが、程ほどの量にしておいたり、予め炒めて水分を先に飛ばしたりなど工夫が必要です。
フライパン・中華鍋の温度が低い
フライパン・中華鍋の温度が低いと食材の水分が飛ばせず、べちゃべちゃになりやすいです。元々、家庭のコンロはお店のものと違い、火力が弱いので高温を維持しにくくパラパラに仕上げるのは難しいとされています。
ただ、少しでもべちゃべちゃするのを押さえたいので、最初にフライパン・中華鍋を80度以上になるまで確実に加熱して油を馴染ませましょう。
油の量が適切でない
油の量が少なくても多すぎてもべちゃべちゃになります。
健康面を考えて油を押さえようと少なくすると、結果お米に十分なコーティングができずにべちゃついてしまいます。一方で油を沢山使ってしまうと今度は油でべつきます。
1人前のチャーハンに油は大さじ1杯が目安とされているので、この量で試してみましょう。
チャーハンをべちゃべちゃにしない対策
ここまでべちゃべちゃになったチャーハンの対処法とべちゃつく原因について説明しました。理由まで分かってくると次は“今度作るときはパラパラチャーハンにしたい!べちゃべちゃさせない対策を知りたい!”と思う方もいらっしゃいますよね♪
チャーハンを作るときには次のポイントを意識しましょう!
- 冷やご飯or冷凍ご飯を温めて使う
- 具材を少なめor予め炒めておく
- ご飯を卵でコーティングする
- フライパンを熱する
- 油を1人目大さじ1杯にする
- 一度に作る量は1人前にする
それぞれ説明します。
冷やご飯or冷凍ご飯を使う
冷やご飯や冷凍ご飯を温めてから使うとパラパラに仕上がります。炊きたてご飯だと、水分が多くて炒めても飛ばしきれません。また、柔らかいので炒めにくさもあります。
炊いてから時間が経って程よく乾いたご飯や一度冷凍したものを電子レンジで温めてから使いましょう。
どうしても炊きたてご飯を使う場合は、水を少なめにして固めに炊いたご飯を冷まし、柔らかければ電子レンジにかけて水分を飛ばしておきましょう。
具材を少なめor予め炒めておく
具材を少なめにするか予め炒めておいて、具材から出る水分量を少なくしましょう!野菜は水分を多く含むので入れる量や混ぜるタイミングに注意が必要です。
野菜のシャキシャキ感も大切にしている場合は具材を少なめがおすすめです。一方で野菜も沢山取り入れたい場合は予め炒めて水分をしっかり飛ばしましょう!
筆者は野菜が沢山入っているのが好きなので、予め炒める派です。
水分が飛んでいるのでベタベタ感少ないチャーハンができます。
ご飯を卵でコーティングする
ご飯を卵でコーティングするのもおすすめです。ご飯と卵を絡ませる方法は2通りあるので、お好みのやり方で作ってみてくださいね♪
- 溶き卵を少しずつご飯と混ぜていく
- ご飯全体を確実にコーティングしたい場合におすすめ
- 先に卵を入れて完全に固まる前にご飯を入れる
- 大きめの炒り卵もあるチャーハンにしたい場合におすすめ
筆者は気分によって変えていますが、どちらもパラパラになります。
フライパンを熱する
フライパンをしっかり熱しましょう。高温にしておくことで、具材の水分を短時間で飛ばしてパラッと仕上がりやすくなります。
鉄フライパンや中華鍋なら煙が出るくらいまでが目安です。テフロン加工の場合は煙が出るまでだとフライパンを傷める可能性もあるので、出る直前を狙いましょう。
油を1人前大さじ1杯にする
まずは油を1人前大さじ1杯にして作りましょう。油は少なくてもコーティングが不十分となりべちゃべちゃし、多くても油でベタついてしまいます。
1人前に対して油を大さじ1杯入れて作ってみて、もう少しオイリー感を出したいと思った場合1人前大さじ2杯にしてみてくださいね。
一度に作る量は1人前にする
理想なのはフライパンに一度に作るチャーハンの量は1人前です。多くても2人前とされています。フライパンは面積が小さいので具材の量が多くなると均一に火が通りにくくて水分も飛ばしにくくなります。手間はかかりますが、1人前ずつ作るとパラパラになります。
しかし、家族全員分作りたいときに1人前ずつ作っていたら最初のチャーハンが冷め切ってしまいますよね。筆者個人としては大量に作るときにホットプレートがおすすめです。フライパンより面積が大きいので具材が増えても重なりが少ないため、べちゃべちゃすることなく作れます。温度管理もダイヤルで簡単にできるのも魅力です。
先に炒めた野菜は端に寄せます。
温度が低いので全部混ぜるまで置いておけます。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
- 少しのべちゃべちゃ
- 電子レンジ⇒1人前30秒かけて様子をみましょう。お手軽な方法です。
- フライパン+卵⇒卵が固まる直前にチャーハンを入れて混ぜると、卵多めに仕上がります。
- フライパン+マヨネーズ⇒パラパラ感に加えてコクも出ます。
- 冷凍庫⇒一度冷凍されると、解凍後にパラッとしたチャーハンになります。
- かなりのべちゃべちゃ
- リメイク(スープチャーハンやあんかけ)⇒手間はかかっても失敗した気持ちが軽くなります。
- 作る量が多い⇒火が通りにくく水分が飛ばしにくくなります。
- ご飯の水分量が多い⇒炒めるだけでは水分がしっかり飛ばせず、団子状になることもあります。
- 入れる具材が多い⇒特に葉物野菜は水分が多いので、量が多いとべちゃつきやすくなります。
- フライパン・中華鍋の温度が低い⇒最初の加熱で確実に80度以上にしておきましょう。
- 油の量が適切でない⇒少ないとご飯をコーティングできずにべちゃべちゃに、多いと油でべたつきます。
- 冷やご飯or冷凍ご飯を使う⇒程よく水分が飛ばします。フライパンに入れる前に電子レンジにかけてご飯は温めておきましょう。
- 具材を少なめor予め炒めておく⇒シャキシャキ感を残したい場合は具材少なめ、沢山野菜を取りたい場合は予め炒めておくのがおすすめです。
- ご飯を卵でコーティングする⇒ご飯に確実にコーティングしたい場合は予め混ぜて、大きめの炒り卵もほしい場合は先に卵を入れて完全に固まる前にご飯を入れましょう。
- フライパンを熱する⇒鉄フライパンや中華鍋ならば煙が出るまで、テフロン加工の場合は出る直前まで熱します。
- 油を1人目大さじ1杯にする⇒まずはこの量で作ってみて、オイリー感を増やしたいときは大さじ2杯にしましょう。
- 一度に作る量は1人前にする⇒火の通りをよくするために多くても2人前にするとパラパラに仕上がります。
チャーハンをパラパラにするポイントを押さえて、べちゃべちゃになっても色々な方法で復活させて美味しくチャーハンをいただきましょう♪