丸ごと売っていることが多いレタス、傷む前に冷凍したいけれどまずいイメージも強いのではないでしょうか。
実際、レタスは冷凍に向いていないのですが、次のポイントを押さえて冷凍すると後々に美味しくいただけます。
- 洗ったレタスの水気をしっかり切る
- レタスを手でちぎる
- 保存袋の空気を抜いて密閉する
- アルミホイルで包むorアルミトレイにのせる
冷凍したレタスは基本的に水気が多いので加熱して食べるのがおすすめです。冷凍したレタスの活用レシピについてもご紹介しますので、参考にしてみてくださいね♪
この記事では
- レタスの冷凍はまずい?【保存のポイント4つ】
- レタスを冷凍してまずくなる原因4つ
- 冷凍レタスの活用レシピ
レタスの冷凍保存のコツを知って、美味しく食べていきましょうね♪
レタスの冷凍はまずい?【保存のポイント4つ】
はじめに述べたように、レタスは冷凍に向かない食材です。
ただし、丸ごとのレタスを短期で食べきれない場合など、どうしても冷凍保存が必要なときは、次のポイントを押さえると比較的美味しく保存できます。
- 洗ったレタスの水気をしっかり切る
- レタスを手でちぎる
- 保存袋の空気を抜いて密閉する
- アルミホイルで包むorアルミトレイにのせる
それぞれ説明します。
洗ったレタスの水気をしっかり切る
まずは1枚ずつばらしたレタスを洗った後にしっかり水気を切りましょう。キッチンペーパーなどで拭き取っておきます。
レタスに水気が残っていると余計な水分まで凍って解凍の際にビチャビチャ感が増します。
ちなみに、レタスをカットしてから洗うと断面から栄養が流れてしまうので、ばらした状態で洗うのがおすすめです。
面倒くさがってキッチンペーパーで拭かなかったら…
明らかに冷凍後のレタス周りの氷が増えました。
レタスを手でちぎる
水気を切ったレタスを手でちぎります。包丁で切ってしまうと、鉄による酸化によって切り口が変色する可能性があるので、手がおすすめです。
保存袋の空気を抜いて密閉する
レタスを保存袋に入れたら空気をしっかり抜きましょう。空気を抜いておくとで酸化や冷凍庫の匂いがつくのを防げます。
アルミホイルで包むorアルミトレイにのせる
最後に保存袋をアルミホイルで包むかアルミトレイにのせましょう。野菜の冷凍は旨みを閉じ込めるため急速冷凍がおすすめです。
急速冷凍モードがなくても金属のものがあると温度の伝達が早いので、急速冷凍と同じ効果があります。
レタスを冷凍してまずくなる原因4つ
先ほどレタスを冷凍するポイントについて説明しました。そもそも普通にレタスを冷凍するとどうしてまずくなりやすいのでしょうか。
調べてみると、次のようなことが原因になるようです。
- 水っぽくべちゃっとする
- 食感が悪くなる
- 冷凍庫の匂いがつく
- 変色する
それぞれ説明します。
水っぽくべちゃっとする
まず、主な原因として冷凍することで水っぽくべちゃっとすることが上げられます。水分の多いレタスをそのまま冷凍すると、凍ったレタスの中の水分が解凍の際に出てきてしまいます。そのため、冷凍する際には工夫が必要です。
食感が悪くなる
冷凍することで食感が悪くなることも考えられます。レタスの食感は冷凍するとシャキシャキからグニュッと柔らかいものへと変化します。
これは冷凍によって繊維が壊れて、さらに解凍して水分が抜けてスカスカすることで起こります。
冷凍庫の臭いがつく
冷凍庫の臭いがついたときもレタスがまずく感じます。これは冷凍庫の食材や細菌の臭いが移ったためですが、レタスなどの葉物野菜は特につきやすいので、保存のときは必ず空気を抜いて密閉しましょう。
変色する
冷凍したときにレタスが変色することがあります。レタスの中のポリフェノールが酸化したことで赤色や茶色になるという仕組みです。
酸化しても腐敗はしていないので食べられますが、苦みの元であるポリフェノールがさらに強くなって味が落ちたと感じる場合も多いでしょう。
冷凍レタスの活用レシピ
ここまでレタスを冷凍するときのポイントやそのまま冷凍するとまずくなる原因について説明しました。冷凍した後、いざ食べたいときに“どんな料理がいいのかしら?サラダはいける?”と迷ってしまう場合もあるかもしれません。
結論としては、冷凍レタスは解凍すると水分が多くべちゃっとしやすいのでサラダには向いていません。基本的には加熱した料理がおすすめです。
次のような料理にすると手軽に冷凍レタスを美味しくいただけます。
- スープ
- チャーハン
- 炒め物
- 蒸し焼き
それぞれ詳しく紹介します。
スープ
冷凍レタスを使ったスープは素早くできて栄養バランスも良いのでおすすめです。玉ねぎや人参など好みの野菜をコンソメと一緒に煮た後に冷凍レタスを加えて、塩・胡椒で味を調えて完成です。
コンソメを鰹出汁や鶏ガラに変えると和風・中華風と味変ができるのでバラエティ豊かに楽しめます。
筆者はコンソメスープに豆乳とケチャップを加えたのが好みです♪
チャーハン
チャーハンもパパッと作れて、冷凍レタスを加えることで栄養価も上がります。
冷凍レタスは水をかけて解凍し、水気を切っておくのがポイントです。チャーハンの他の材料を炒めて、最後にキッチンペーパーで拭いたレタスを加えて、しんなりしたら完成です。
レタスの水気が気になるときはオートミールを振っておくと水分を吸ってくれます♪
炒め物
炒め物も野菜やお肉・魚介類を入れて美味しくて栄養バランスが良い一品になります。
他の材料を炒めてから最後に冷凍のままレタスを投下して、サッと炒めて完成です。
息子は野菜のシャキシャキ感が苦手で…
冷凍レタスにすると良い感じに食べやすくなりました♪
蒸し焼き
蒸し料理は少ない油で作れるヘルシーなところが魅力的です。
冷凍のままのレタスと好みのお肉・魚介類を並べて、レンジやフライパンで火が通るまで加熱して完成です。焼き肉のタレやドレッシングなどで幅広いアレンジになるのも嬉しいですよね♪
耐熱容器に入れてレンジは手軽に1品ができます。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
- 洗ったレタスの水気をしっかり切る
- キッチンペーパーで拭き取る一手間を惜しまないのが大切です。
- レタスを手でちぎる
- 洗った後にちぎると栄養が水に流れずにキープできます。
- 保存袋の空気を抜いて密閉する
- 空気がないことで冷凍庫の匂い移りを防ぐことができます。
- アルミホイルで包むorアルミトレイにのせる
- 急速冷凍の効果が得られます。
- 水っぽくべちゃっとする
- レタスの中の水分が解凍したときに出てきてしまうためです。
- 食感が悪くなる
- 食物繊維が壊れて、水分が抜けてスカスカになることで起こります。
- 冷凍庫の匂いがつく
- レタスは匂いが移りやすいため保存袋の空気を抜くのが大切です。
- 変色する
- ポリフェノールが酸化して起こり、苦みが強くなります。
- スープ
- 野菜を煮込んだ後に冷凍のままレタスを投入して完成です。
- チャーハン
- レタスを解凍して水気をしっかり切っておくのがポイントです。
- 炒め物
- 他の具材を加熱した後に冷凍のままレタスを加えて、しんなりしたら完成です。
- 蒸し焼き
- 冷凍のまま他の具材と一緒に入れてレンジ・フライパンで加熱して火が通ったら終了です。
ポイントを押さえてレタスを冷凍して楽しく料理していきましょうね♪