ドライヤーが急に止まった…
どうすればいい?使い続けていい?
髪を乾かすのに欠かせないドライヤー、急に止まると焦ってしまいますよね。“急に止まった場合、どうすれば動かせる?”や“このまま使い続けていいのかしら?”と悩む方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、自動で復旧しない場合を除いて、急に止まるドライヤーは何かしらの原因があるので使い続けるのは危険です。
一度、次のような基準で危険度を調べて対処していくのがおすすめです。
- 自動で復旧⇒使い続けても大丈夫
- 本体がいつもより熱い⇒吸い込み・吹き込み口の掃除をして様子を見る
- コードがいつもより熱い⇒すぐに使用を中止
- 焦げ臭い⇒フィルターの掃除をして様子を見る
上記から判断して使用中止したドライヤーの修理or買い替えをどうするかについても後ほど説明しますので、参考にしてみてくださいね。また、ドライヤーを長持ちさせるポイントについてもご紹介します。
この記事では
- ドライヤーが急に止まる!使い続ける?止める?【判断基準】
- 故障したドライヤーの修理or買い替えの確認手順
- ドライヤーを長持ちさせる5つのポイント
についてご紹介します。ドライヤーが急に止まったときの対応を一緒に知っていきましょう♪
ドライヤーが急に止まる!使い続ける?止める?【判断基準】
最初に述べたようにドライヤーが急に止まったときは、次の基準を参考にして使用を続けてもいいのか使用を中止すべきかを判断していきましょう。
- 自動で復旧⇒使い続けても大丈夫
- 本体がいつもより熱い⇒吸い込み・吹き込み口の掃除をして様子を見る
- コードがいつもより熱い⇒すぐに使用を中止
- 焦げ臭い⇒フィルターの掃除をして様子を見る
それぞれ止まってしまった原因と一緒に詳しく説明します。
自動で復旧【使い続けても大丈夫】
急に止まっても時間が経って自動で復旧した場合は、使い続けても大丈夫です。ドライヤーが止まったのはサーモスタットが作動したためです。サーモスタットとは、一定の温度を超えたときに火災などの事故を未然に防ぐために回路を遮断する過熱保護装置のことです。温度が下がれば、また自動で復旧してくれます。
自動で復旧したときは故障ではないので、安心して使用できます。もし、自動復旧しない場合は事故を防ぐ最終手段の温度ヒューズによって溶断して回路を遮断している可能性が高いので、使用を中止しましょう。
本体がいつもより熱い【吸い込み・吹き込み口の掃除をして様子を見る】
ドライヤーが止まって本体・コードがいつもより熱く感じる場合は、発火する可能性が高いので一度使用を中止してフィルターのホコリを取り除きましょう。吸い込み口・吹き込み口にホコリが溜まると、熱が外に上手く出せずに高温になってしまうのでサーモスタットが作動した可能性があります。
ホコリを取り除いて通常の動作ができれば、使い続けられます。もし、改善されない場合は使用をすぐに中止しましょう。
コードがいつもより熱い【すぐに使用を中止】
コードがいつもより熱い場合は、すぐに使用を中止しましょう。コード内部の導線が傷ついていたり、断線していたりすることで電気が上手く流れずに熱がこもってしまいます。使い続けると最悪の場合、発火する可能性があるので電源を直ぐに切りましょう。
焦げ臭い【フィルターの掃除をして様子を見る】
動かないドライヤーから焦げ臭さを感じた場合は、一度フィルターのホコリを取り除きましょう。ホコリが溜まると、空気の流れが悪くなって熱がこもりやすくなるので過熱保護装置が働く場合があります。
フィルターの掃除をして通常の動きに戻れば、ひとまずは使い続けることができます。
もし、ホコリを取り除いても改善されない場合は、内部のモーターが焼けている可能性が高いので、使用を中止してメーカーに問い合わせするのがおすすめです。
故障したドライヤーの修理or買い替えの確認手順
ここまでドライヤーが急に止まったときに使い続けられるかの判断基準について説明してきました。ドライヤーが使用中止となると次に“故障か…修理と買い替え、どちらがいいの?”という疑問が出てきますよね。
そんなときは次の手順で確認し、修理か買い替えを判断していきましょう。
①保証期間を確認する
②修理費用を予想する
③予想される修理費用と新品ドライヤーの価格と比較する
④修理と決めたら可能な場所に相談する
それぞれ説明します。
①保証期間を確認する
まずは、購入したドライヤーの保証期間を確認しましょう。保証期間内であれば、無償で修理してくれる可能性があります。ただし、場合によっては無償の対象外となりお金がかかることもあるので、しっかり説明書を読んで調べてみてくださいね♪
②修理費用を予想する
保証期間が切れていて確実に修理費用がかかると分かったら、かかる費用を予想してみましょう。
メーカーなどに見積もりをお願いするには、商品登録や連絡のやり取りなどが必要なので手間がかかります。本格的に行う前にザッとでも費用がどのくらいになるのか知りたいですよね。
次の4社では見積もりを取る前におよその修理費用を簡単に調べることができます。
ちなみに筆者はPanasonic約4000円で購入したドライヤーが修理費用7000円かかると診断されました。
ダイソンでは受付する前に調べるのは難しいですが、修理費用が万単位になることもあるようです。
③予想される修理費用と新品ドライヤーの価格と比較する
新品のドライヤーはネット通販や家電量販店など場所にもよりますが、次のような価格で販売されていることが多いです。
- Panasonic⇒3500円~4万円
- ダイソン⇒3~5万円
- SHARP⇒1~4万円
- MTG⇒3~5万円
- テスコム⇒3500円~3万円
自分が購入したときの金額より修理費用がかかる可能性も多いにあります。自分の想定よりも修理費用がかかりそうだと感じたら、手軽な新品を購入するのもひとつですね。色々なドライヤーの値段と比較しながら、修理するかどうかを検討しましょう。
④修理と決めたら可能な場所に相談する
どんなにお金がかかっても修理したい気持ちが強い場合は、下記の場所に相談してみましょう。
- メーカーの修理相談窓口
- 購入した電気店
- 電化製品の修理業者…etc
メーカーや電気店、業者にもよりますが電話やメールなどで問い合わせができます。下記に修理を行っているメーカーの問い合わせ先の一部を示します。
ドライヤーを長持ちさせる5つのポイント
先ほど壊れたドライヤーの修理・買い替えを検討する手順について説明しました。せっかく修理したり、新調したりしたドライヤーは、できるだけ長く使い続けたいですよね。
ここでは、長く安全に使えるようにする工夫をご紹介します。日頃のお手入れの参考にしてみてくださいね♪
次のポイントを意識すると、ドライヤーを長持ちさせやすくなります。
- 髪から10cm以上離して乾かす
- 使い終えるときに冷風を出す
- コードに負担をかけない巻き方をする
- 湿気の少ない場所に保管する
- 定期的にフィルターのホコリを取り除く
それぞれ説明します。
髪から10cm以上離して乾かす
乾かすときにドライヤーを髪から10cm以上離しておきましょう。髪とドライヤーの距離が近すぎると、熱がこもりやすくなる場合があります。また、近すぎると髪が傷む原因にもなるので距離を取って乾かすのがおすすめです。
使い終えるときに冷風を出す
ドライヤーを使い終えるときに冷風を出してモーターを冷やしてから電源をOFFにしましょう。高温のまま電源を切るとモーターへの負担が大きくなってしまうので、最後に冷風を出して軽減しておくのがおすすめです。
コードに負担をかけない巻き方をする
電源を切った後は、コードに負担をかけない巻き方をして片付けましょう。コードに負担がかかると断線しやすくなり、特に本体の根元とプラグの付け根が危ないです。下の図のようなコードをドライヤー本体に直接グルグルする巻き方はやめておきましょう。
付属のバンドやコードクリップなどでコードだけ束ねておくと、負担を減らせます。ちなみに筆者の家庭ではセリアで買ったネコのコードクリップを使って束ねています。
湿気の少ない場所に保管する
ドライヤーは湿気の少ない場所に保管するのがおすすめです。お風呂に近い洗面所など湿気の多い場所だと、モーターの故障につながりやすいので、洗面台に置きっぱなしにすることは控えましょう。
定期的にフィルターのホコリを取り除く
ドライヤーのお手入れとしてフィルターのホコリを月1程度で取り除いておきましょう。歯ブラシや綿棒、掃除機などでホコリを除去します。フィルターの取り外し方などメーカーによって違いがあるので、お手持ちのドライヤーの説明書を確認しながら正しい方法で掃除しましょう。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
- 自動で復旧⇒使い続けても大丈夫
- 本体がいつもより熱い⇒吸い込み・吹き込み口の掃除をして様子を見る
- コードがいつもより熱い⇒すぐに使用を中止
- 焦げ臭い⇒フィルターの掃除をして様子を見る
①保証期間を確認する
②修理費用を予想する
③予想される修理費用と新品ドライヤーの価格と比較する
④修理と決めたら可能な場所に相談する
- 髪から10cm以上離して乾かす⇒熱がこもりにくくなります
- 使い終えるときに冷風を出す⇒最後に冷やすことでモーターへの負担が軽減できます
- コードに負担をかけない巻き方をする⇒特に本体の根元とプラグの付け根への負担が減ると断線しにくくなります
- 湿気の少ない場所に保管する⇒お風呂の近くなどは高温多湿でモーターに負担がかかりやすいので避けましょう
- 定期的にフィルターのホコリを取り除く⇒月1を目安に綿棒や歯ブラシ、掃除機で掃除しましょう。
ドライヤーが急に止まったときの対処法を知って落ち着いて対応し、日頃から少し意識して長持ちするように工夫して、一緒に大事に使っていきましょう♪