定番のおかずの一つ肉じゃが、頑張って作ったのに味が薄いと知るとショックですが、“何とかしたい!”と思いますよね…
調べてみると、次の手順で簡単に味の薄い肉じゃがを美味しくできます。
①粉末出汁を追加
②調味料を追加して加熱
- 醤油・みりん・砂糖を1:1:1
- すき焼きのタレ
- めんつゆ+みりんor砂糖
③余裕があれば、一晩放置
煮込み系の料理は冷めるときに美味しくなるので、時間が許せば一晩置くのはおすすめです。また、見た目も大事にしたい場合は一手間加えて煮崩れしない方法で味を濃くしましょう。
次回作るときに味がしっかり染み込むポイントや味の薄い肉じゃがのアレンジも知っていると心強いですよね。後ほど詳しく説明しますので、参考にしてみて下さいね♪
この記事では
- 肉じゃがの味が薄い!【簡単な対処法】
- 見た目も綺麗!【具材を出して煮込む】
- 肉じゃがを作るときのポイント
- 味の薄い肉じゃがのリメイク5選
についてご紹介します。
対処法やアレンジを知って、肉じゃがを美味しく食べて日々の生活を楽しんでいきましょうね♪
肉じゃがの味が薄い!【簡単な対処法】
最初に述べたように肉じゃがの味が薄い場合、簡単な方法として次のような方法があります。
①粉末出汁を追加
②調味料を追加して加熱
- 醤油・みりん・砂糖を1:1:1
- すき焼きのタレ
- めんつゆ+みりんor砂糖
③余裕があれば、一晩放置
それぞれ説明します。
①粉末出汁を追加
まずは粉末だしを追加すると肉じゃがの味を簡単に濃くできます。小さじ1杯程度の粉末出汁を加えてみましょう。
出汁が効いていると、味をしっかり感じられることが多いので最初は出汁の量を増やすのがおすすめです。
②調味料を追加
出汁が増えても物足りないと感じる場合は、調味料を追加しましょう。ご家庭にある調味料や好みに合わせて次のような入れ方を試してみてくださいね♪
- バランス良く味を調えたい場合
- 醤油・みりん・砂糖を1:1:1の割合で追加して加熱
- 簡単に調えたい場合
- すき焼きのタレ:水を1:1の割合で追加して加熱
- 甘さを自分で調えたい場合
- めんつゆと砂糖orみりんを追加して加熱
筆者は基本的にバランス良く調えたい派です。
たまに甘めにしたいときはめんつゆに砂糖を追加しちゃいます♪
③余裕があれば、一晩放置
肉じゃがを食べるまでに時間がある場合は、放置しておきましょう。煮物は時間をかけて冷ますことで味が染み込みます。数時間~一晩置くことで味が馴染んで美味しくなるので、明日のご飯のおかずにするという手もありますね♪
見た目も綺麗!【具材を出して煮込む】
先ほど簡単な肉じゃがの味を濃くする方法について説明しました。“できれば見た目も綺麗に味を濃くしたい…”と思う場合もありますよね。
そんなときは、次のような手順で進めると煮崩れせずに味が調います。
①具材を取り出す
②煮汁が多すぎる場合はお玉ですくう
③粉末出汁を小さじ1杯入れる
④自分の好みで調味料を追加する
- 醤油:みりん:砂糖=1:1:1
- すき焼きのタレ:水=1:1
- めんつゆ+みりん+砂糖
⑤煮込んで味が好みになったら火を止める
⑥具材を戻す
⑦ゆっくり冷まして数時間経って終了
具材がある状態でずっと煮込むとジャガイモや玉ねぎが溶け出してしまうので濁りやすくなります。一手間ですが、具材を取り出すだけで先ほどと同じように味を調えていくと綺麗な肉じゃがに仕上がります。
元々柔らかくするのが好きなので煮崩れしやすい筆者…
一度取り出しておくと、気にすることなくゆっくり味を整えられます♪
ちなみに多すぎた煮汁は筆者の家では別容器に移して保存しています。薄いと言ってもお肉や野菜の旨味が入ったスープなのでカレーやシチューにすると美味しくいただけます。
肉じゃがを作るときのポイント
ここまで味の薄い肉じゃがを濃くする方法について説明しました。味を調える方法が分かっていると安心ですが、最初から味の染み込んだ肉じゃがだと嬉しいですよね♪
肉じゃがを作るときは次のポイントを押さえるのがおすすめです。
- 煮込む前に具材を炒める
- 調味料を正確に測る
- 煮汁の量を調節する
- 煮込むときはかき混ぜすぎない
それぞれ説明します。
煮込む前に具材を炒める
煮込む前に具材を炒めておきましょう。炒めておくことで香ばしさ・風味が増すので味を感じやすくなります。煮崩れも防げるので仕上がりも綺麗になります。
焼いたお肉や玉ねぎの香りが好きなので必ず炒めます♪
調味料を正確に測る
肉じゃがを最初に作るときの調味料を醤油:みりん:砂糖*=3:3:1の割合をきっちり測るのがおすすめです。
特に味の調整が上手くいかないことが多い場合は、試しに一度、正確に測ってみましょう。
*砂糖は甘めにしたい場合は加えて、出汁の味を感じたい場合は加えないようにと好みに合わせてみてくださいね♪
残る煮汁の量は2人前大さじ2杯
仕上がった煮汁の量は2人前大さじ2杯を目指しましょう。味が薄いと感じるときは、煮汁が多すぎることもあります。その場合、具材に味が染み込んでいないので煮込んで水分を飛ばすのがおすすめです。
煮込むときはかき混ぜすぎない
煮込むときはかき混ぜすぎないのも見た目のために大切です。目安としては10分に1度かき混ぜます。上下を反しづらいときは具材をボウルに出して再度入れるやり方がおすすめです。
味の薄い肉じゃがのリメイク5選
味を濃くする方法や作るときのポイントについて説明しました。もしかすると失敗したなぁと感じた時点で“いっそ違う料理にしたい!”と思う場合もありますよね♪
そんなときは次のようなアレンジしてしまうのもありです!
- カレー
- シチュー
- グラタン
- オムレツ
- コロッケ
- 炊き込みご飯(汁のみ)
それぞれ説明します。
カレー
まずはカレーがおすすめです。ルーやカレー粉を溶かして、牛乳や調味料で味を調えるので簡単に作れる料理の一つです。カレーの味が強いのか思ったよりもいつも通りのカレーに仕上がりました。
ネギとめんつゆを加えるとカレーうどんにも変身します!
シチュー
シチューも同じようにルーを溶かして牛乳を加えて完成です。ルーがないときもバター:小麦粉:牛乳=1:1:10の割合で作ったホワイトソースを入れることで作れます。
グラタンorドリア
シチューを作った場合はグラタンにするのも美味しいです。ホワイトソースを加えて作ったシチューをマカロニやご飯の上にかけてチーズをのせたらオーブンやトースターの中へ入れて待つだけです。
冷蔵庫にあるほうれん草ものせたドリア
肉じゃがよりも息子が夢中になって食べました♪
オムレツ
肉じゃがのオムレツもいつもと違う味わいになるのでおすすめです。溶き卵をフライパンに入れて半熟の状態で煮汁を切った肉じゃがをのせて包んで完成です。
入れる肉じゃが気持ち少なめに…
欲張って入れると包めませんでした…
コロッケ
肉じゃがをコロッケに変身させるのもおすすめです。煮汁をしっかり切っておくのがポイントです。
通常のコロッケのように丸めてマヨネーズとパン粉を付けて油で揚げていきます。また、耐熱容器に潰した肉じゃがをつめてパン粉をのせてオーブンやトースターで焼くスコップタイプも手軽で美味しいです。
食卓が華やかになるのスコップタイプについ作ってしまいます♪
炊き込みご飯(煮汁のみ)
煮汁を炊飯器に入れて炊き込みご飯にするのもおすすめです。
味が薄くなった場合に煮汁が多くて捨てなくてはならないこともあると思います。その煮汁を捨てずに炊き込みご飯に活用すると無駄にせず、美味しくいただけると良いことづくめです。
炊飯器の目盛りに合わせて煮汁を入れて足りない分は水を加えて、塩も追加して炊飯して完成です。
好みの具材を入れるのも美味しいです♪
ツナ缶の汁も含めて入れて炊いてみました。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
①粉末出汁を追加
②調味料を追加して加熱
- 醤油・みりん・砂糖を1:1:1
- すき焼きのタレ
- めんつゆ+みりんor砂糖
③余裕があれば、一晩放置
①具材を取り出す
②煮汁が多すぎる場合はお玉ですくう
③粉末出汁を小さじ1杯入れる
④自分の好みで調味料を追加する
- 醤油:みりん:砂糖=1:1:1
- すき焼きのタレ:水=1:1
- めんつゆ+みりん+砂糖
⑤煮込んで味が好みになったら火を止める
⑥具材を戻す
⑦ゆっくり冷まして数時間経って終了
- 煮込む前に具材を炒める
- 香りが出て風味が増して、煮崩れ防止も可能です。
- 調味料を正確に測る
- 醤油:みりん:(砂糖)=3:3:(1)をキッチリ測る
- 砂糖は甘めにしたい場合は入れて、出汁を感じたい場合は入れないで作ってみましょう。
- 煮汁の量を調節する
- 完成したときに1人前大さじ2杯分の煮汁が理想です。
- 煮込むときはかき混ぜすぎない
- かき混ぜすぎると煮崩れするので、10分に一度を目安にかき混ぜます。
- カレー
- ルーやカレー粉を入れて終了です。めんつゆも加えてカレーうどんも作れます。
- シチュー
- ルーや手作りホワイトソースを入れると完成です。
- グラタンorドリア
- シチューを作ったらマカロニorごはんとチーズを一緒に焼くと香ばしい料理に変身します。
- オムレツ
- 肉じゃがを細かくすると、綺麗に卵に包むことができます。
- コロッケ
- 丸めて一つずつ丁寧に作るのもスコップタイプも美味しいです。
- 炊き込みご飯
- 多すぎて捨てることになりそうな煮汁を炊飯器に入れて炊いたら一品になります。
味の薄い肉じゃがの対処もしつつ色々なアレンジを知ると料理の幅も広がります。作り方のポイントも押さえて肉じゃがも違うリメイクした料理も楽しく美味しく作っていきましょうね♪