トイレを徹底的に綺麗にしたいときの強い味方であるサンポールとネオナイス、2つの違いがわからずにどちらを選ぼうか悩んだことがあるのではないでしょうか。
調べてみるとサンポールとネオナイスは次のような特徴があります。
- 製造会社:KINCHO
- 成分:アルキルトリメチルアンモニウム塩・洗浄助剤
- 液体の状態:とろみのある緑色
- 匂い:微香
- ノズルの形状:スミズミノズル
- 価格:高め
- 販売場所:ホームセンター、スーパー、ドラッグストア
- 製造会社:フマキラー
- 成分:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル
- 液体の状態:無色でシャバシャバ
- 匂い:無臭
- ノズルの形状:上向きの噴射口
- 価格:安め
- 販売場所:ダイソー
後ほど詳しくサンポールとネオナイスの違いを説明します。また、サンポールとネオナイスの選び方についてもご紹介しますので、購入する際に参考にしてみてくださいね♪
この記事では
- サンポールとネオナイスの違い7つ
- サンポールとネオナイスの選び方のポイント
- 洗剤なしでトイレを綺麗にする方法
- 尿石を予防する方法
について解説します。
サンポールとネオナイスの違いや選び方を知ってトイレを徹底的に綺麗にしていきましょう!
\汚れにしっかり吸着/
\お手頃価格で匂いも少なめ/
サンポールとネオナイスの違い7つ
![](https://sumukaji.com/wp-content/uploads/2025/01/3404829_s.jpg)
最初に述べたようにサンポールとネオナイスは主に製造会社・成分・液体の状態などに違いがあります。
- 製造会社:KINCHO
- 成分:アルキルトリメチルアンモニウム塩・洗浄助剤
- 液体の状態:とろみのある緑色
- 匂い:微香
- ノズルの形状:スミズミノズル
- 価格:高め
- 販売場所:ホームセンター、スーパー、ドラッグストア
- 製造会社:フマキラー
- 成分:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル
- 液体の状態:無色でシャバシャバ
- 匂い:無臭
- ノズルの形状:上向きの噴射口
- 価格:安め
- 販売場所:ダイソー
それぞれの項目について説明します。
製造会社
まずサンポールはKINCHO、ネオナイスはフマキラーで製造されています。
KINCHOといえば蚊取り線香を始め、様々な虫対策の製品を作っています。また、フマキラーも殺虫剤から始まって家庭&園芸用品など自然に関わる製品作りに携わっています。
会社は違いますが、どちらも家庭用品に対して消費者から厚い信頼を得ているので安心して購入できますね♪
成分
続いてサンポールとネオナイスはどちらも塩酸濃度9.5%で、成分の違いは主に界面活性剤です。
- サンポール:アルキルトリメチルアンモニウム塩
- ネオナイス:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル
特にサンポールの界面活性剤は陽イオンとして強く吸着するため、柔軟性・帯電防止性・殺菌性などを与えます。それによりサンポールは尿石・黄ばみに加えて、黒ずみに対しても効果があります。
一方、ネオナイスの界面活性剤は水に溶けてもイオン化しないため、使いやすくて分散性・乳化などに優れます。洗浄性も強いのですが、除菌効果はサンポールに比べると弱いとされています。
液体の状態
また、液体の状態もサンポールとネオナイスでは異なります。サンポールはとろみのある緑色、ネオナイスは無色のシャバシャバな液体です。
サンポールだと粘性により便器をゆっくり流れていくので汚れにしっかり付着します。
ネオナイスはシャバシャバな液体なので汚れに付着させるためには工夫が必要です。
匂い
サンポールの匂いは爽やかとされていますが、微香タイプなのでサンポール臭とも呼ばれて苦手に思う方もいるようです。
一方、ネオナイスには余計な香料が含まれていないため匂いはスッキリしています。
ノズルの形状
![](https://sumukaji.com/wp-content/uploads/2025/01/image03.jpg)
ノズルの形状も特にサンポールは使いやすく作られています。スミズミノズルという便器の届きにくいところまで行き渡らせる形を採用しています。
一方、ネオナイスは上向き噴射口のため奥まで液体をかけようとするとトイレットペーパーやブラシなどを使って工夫する必要があります。
価格
一般的に500mLサンポールは約200~250円、ネオナイスは約100円なのでお手頃なのはネオナイスです。
ただ、一回あたりの使用量はネオナイスの方が多いため、購入頻度も高くなります。そのため、買い物の手間を減らしたい場合はサンポールの方が使い勝手がいいと言えます。
販売場所
取り扱っているお店はサンポールの方が多く、カインズなどのホームセンターやコスモス・ウェルシアなどのドラッグストアで手に入ります。
一方でネオナイスの販売店は少ないもののダイソーで取り扱っているため、お手頃価格で試すことが可能です。
サンポールとネオナイスの選び方のポイント
![](https://sumukaji.com/wp-content/uploads/2025/01/31030119_s.jpg)
先ほどサンポールとネオナイスの違いについて説明しました。その上で“サンポールとネオナイス、どちらを選ぼうかな”と購入前に悩むこともあるかもしれません。
サンポールとネオナイスを選ぶときは次のポイントを押えておくのがおすすめです。
- 洗浄力
- 使いやすさ
- 価格
- 匂い
それぞれ説明します。
洗浄力
洗浄力を重視する場合はサンポールがおすすめです。サンポールに使用している界面活性剤や洗浄助剤により高い除菌性能と洗浄力を持ちます。そのため、黄ばみや尿石に加えて黒ずみにも効果を発揮します。
ただ、トイレの汚れがそこまでひどくない場合はネオナイスでも十分に綺麗になるとされています。
使いやすさ
使いやすさを重視する場合はサンポールがおすすめです。粘性のある液体により便器をゆっくり伝うので汚れに付着しやすく、ノズルの形状も奥まで液体が行き届くように設計されています。トイレ掃除の時間と手間をできるだけ減らしたい場合はサンポールの方が使い勝手が良いでしょう。
ネオナイスの場合はトイレットペーパーを敷いてから液体をかけたり、ブラシに染み込ませてから奥を掃除したりなどの工夫を要されます。
価格
とにかく安くすませたい場合はネオナイスがおすすめです。1本あたりの値段がサンポールに比べて約半分で販売されていることが多いです。小まめに掃除するなど、使用頻度が高い方にとってはそこそこの洗浄力を持つ価格が安めのネオナイスが使いやすいと思います。
匂い
匂いがスッキリしている方が良い場合はネオナイスがおすすめです。
サンポールも爽やかな微香とはされていますが、その匂いがサンポール臭とも呼ばれているので、匂いに敏感な方にとっては臭く感じる可能性が高いです。
どちらも塩酸濃度9.5%なので塩酸特有の香りはしますが、余計なものが加わっていないのでネオナイスの方が気分が悪くなることが少なく掃除できます。
\汚れにしっかり吸着/
\お手頃価格で匂いも少なめ/
洗剤なしでトイレを綺麗にする方法
![](https://sumukaji.com/wp-content/uploads/2025/01/24177304_s.jpg)
先ほどサンポールとネオナイスの違いや選び方のポイントを説明しましたが、“塩酸濃度9.5%は濃いな…子供もいるから怖い…”や“臭いがどうしても無理…”という場合があります。
もし軽度の尿石や黄ばみで強い洗剤に抵抗がある場合は重曹&クエン酸を使った方法があります。刺激臭が発生しないので小さい子供がいる家庭でも安心して掃除できます。
①普段のトイレ掃除をする
②クエン酸スプレーを吹きかける
③重曹を振りかける
④30分~1時間放置する
⑤ブラシでこする
それぞれ説明します。
①普段のトイレ掃除をする
まずは普段のトイレ掃除をします。ある程度の汚れを落としておくことで、その後の尿石や黄ばみを落としやすくなります。
②クエン酸スプレーを吹きかける
続いて尿石や黄ばみのところにクエン酸スプレーを吹きかけます。クエン酸小さじ1杯を水100mLに溶かしてスプレーボトルにいれておくと便利です。
③重曹を振りかける
クエン酸スプレーを吹きかけたところに重曹を振りかけます。するとブクブクと出てくる泡で尿石を落としていきます。
④30分~1時間放置する
ブクブク泡が出てきたのを確認したら30分~1時間放置します。重曹とクエン酸による発泡で尿石を落としやすくなるようにしばらく待ちます。
⑤ブラシでこする
最後に落としやすくなった尿石をブラシでこすります。重曹とクエン酸の効果で柔らかくなった尿石なのでゴシゴシすれば、多くの尿石を落とすことができます。
尿石を予防する方法
![](https://sumukaji.com/wp-content/uploads/2025/01/29963227_s.jpg)
サンポールとネオナイスや重曹&クエン酸を使うと尿石や黄ばみを綺麗にできますが、“日頃から予防できれば嬉しいな”と思う方もいらっしゃると思います。
調べてみると、シンプルながらも尿石の予防として次のような方法があります。
- 毎回トイレ後にしっかり水で流す
- 小まめに掃除する
- 用を足すときは座る
それぞれ説明します。
毎回トイレ後にしっかり水で流す
トイレに行ったら必ず毎回、水で流すようにしましょう。節水のために数回溜めてから流すなどをすると尿素やタンパク質により尿石が蓄積しやすくなります。毎回流しているのに尿石が発生しやすい場合は、常に大で流すのがおすすめです。
小まめに掃除する
小まめな掃除はトイレを清潔にキープするのに大切です。尿石がこびり付いてしまう前に除去してしまうのが手っ取り早い方法です。トイレ用の洗剤で定期的に掃除をして、便器のフチや裏側も意識しておくと尿石ができにくい状態を維持できます。
ブラシでこするのが手間に感じる場合は下記の商品がおすすめです。泡が密着して汚れを落とし、5分放置後に流すだけなので手軽に掃除できます。
用を足すときは座る
用を足すときに座ると尿の飛び散りが押えられ、尿石が発生しにくくなります。尿石は飛び散った尿が放置されたことでできていくので、なるべく尿があちこちに行かないようにすることが必要です。座ることで立った状態より低い位置から尿が放出されるので、飛び散る範囲を狭めることができます。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
- 製造会社:KINCHO
- 成分:アルキルトリメチルアンモニウム塩・洗浄助剤
- 液体の状態:とろみのある緑色
- 匂い:微香
- ノズルの形状:スミズミノズル
- 価格:高め
- 販売場所:ホームセンター、スーパー、ドラッグストア
- 製造会社:フマキラー
- 成分:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル
- 液体の状態:無色のシャバシャバな液体
- 匂い:無臭
- ノズルの形状:上向きの噴射口
- 価格:安め
- 販売場所:ダイソー
- 洗浄力:汚れを徹底的に落としたい場合はサンポール
- 使いやすさ:便器の奥まで簡単に行き渡らせたい場合はサンポール
- 価格:費用を抑えたい場合はネオナイス
- 匂い:余計な香料がいらない場合はネオナイス
①普段のトイレ掃除をする
②クエン酸スプレーを吹きかける
③重曹を振りかける
④30分~1時間放置する
⑤ブラシでこする
- 毎回トイレ後にしっかり水で流す
- 小まめに掃除する
- 用を足すときは座る
サンポールとネオナイスの違いや洗剤に頼らずに尿石や黄ばみ、黒ずみを落として綺麗なトイレで快適に過ごしていきましょう♪