柔軟剤と洗剤の投入口を間違えた!【4パターンの対処法を解説】

柔軟剤と洗剤をうっかり間違えて“困った!!!”となったことはありませんか?それぞれ専用の投入口があるのに逆に入れてしまったり、両方とも同じ投入口に入れてしまったりすると焦ってしまいますよね。

実は、柔軟剤と洗剤の投入口を間違えたまま洗濯してしまうと、それぞれの効果が十分に発揮されないなどの問題が発生します。そのため、柔軟剤と洗剤の投入口を間違えた場合は、状況に合わせた対処が必要です。

後ほど柔軟剤を洗剤用の投入口に入れてしまった場合やその逆、同じ投入口に両方入れてしまった場合など、パターン別に対処法をご紹介しますので、間違えた際に試してみてくださいね♪

また、柔軟剤と洗剤を入れ間違えたときに起こる問題もご説明しますので、これからの洗濯のご参考になると嬉しいです。

この記事では

  • 柔軟剤と洗剤の投入口を間違えた!【対処法のまとめ】
  • 柔軟剤と洗剤を入れ間違えると何が問題なの?

についてご紹介します。

目次

柔軟剤と洗剤の投入口を間違えた!【対処法のまとめ】

冒頭でもお伝えした通り、柔軟剤と洗剤の投入口を間違えると各々の効果が十分に発揮されないなどの問題が発生します。そのため、柔軟剤と洗剤の投入口を間違えた場合は、状況に合わせた対処が必要です。

そこで、間違えてしまったときの状況を4パターンに分け、さらにそれぞれ気づいたタイミングが洗濯前か後かで分けて、各パターンの対処法を説明します

あなたの状況に当てはまるパターンをクリックして、詳しい対処法を確認してみてください!

柔軟剤を洗剤用の投入口に入れた場合(洗剤は入れていない)

柔軟剤を洗剤用の投入口に入れた場合
(洗剤は入れていない)

気づいたタイミングが洗濯前

①洗濯物を出して、洗濯機を2~3回空回し

②洗剤用の投入口の洗浄

③通常の洗濯

気づいたタイミングが洗濯後

①洗剤用の投入口の洗浄

②再度、洗濯

洗濯前に気づいたならば、空回しで洗い流し、投入口をしっかり洗った後にいつもの洗濯に戻りましょう。

洗濯後に気づいたならば、まずは投入口を洗いましょう洗剤でないと汚れが落ちないので、もう一度いつもの洗濯をします。

投入口の洗浄は、まず4~5回ほどぬるま湯で流し入れてから取り外して使い古しの歯ブラシなどで柔軟剤を落とします。洗濯機も確認して汚れていたら掃除します。投入口が取り外せない場合は、ぬるま湯を流し入れる回数を増やしましょう。

洗剤を柔軟剤用の投入口に入れた場合(柔軟剤は入れていない)

洗剤を柔軟剤用の投入口に入れた場合
(柔軟剤は入れていない)

気づいたタイミングが洗濯前

①洗濯物を取り出す

②すすぎと脱水を2~3回繰り返す

③柔軟剤用の投入口を洗浄

④通常の洗濯

気づいたタイミングが洗濯後

①柔軟剤用の投入口を洗浄

②すすぎと脱水を2~3回繰り返す

洗濯前ならば衣類に洗剤がついていない状態です。洗濯物を一旦取り出して、すすぎ・脱水によりすすぎ工程における洗剤を洗い流し、投入口をしっかり洗うことで元の状態に戻ります。その後は通常の洗濯ができます。

洗濯後だと、衣類に洗剤が残った状態です。投入口をしっかり洗った後にすすぎ・脱水を行い、泡が出なくなったら終了です。

投入口の洗浄は、まず4~5回ほどぬるま湯で流し入れてから取り外して使い古しの歯ブラシなどで柔軟剤を落とします。洗濯機も確認して汚れていたら掃除します。投入口が取り外せない場合は、ぬるま湯を流し入れる回数を増やしましょう。

投入口を逆にして入れた場合

投入口を逆にして入れた場合

気づいたタイミングが洗濯前

①洗濯物を出して、2~3回空回し

②投入口を洗浄

③通常の洗濯

気づいたタイミングが洗濯後

①投入口を洗う

洗濯物のすすぎと脱水を2~3回繰り返す

洗濯前に気づいたならば、空回しで柔軟剤・洗剤洗い流し、投入口をしっかり洗った後にいつもの洗濯に戻りましょう

洗濯後に気づいた場合、投入口をしっかりとぬるま湯で洗い流してから取り外して洗浄します。その後、洗剤の残った状態の洗濯物のすすぎ・脱水を行い、泡が出なくなるのが確認できたら終了です。

投入口を洗うときは、ぬるま湯で4~5回洗い流してから取り外して歯ブラシなどで汚れを落とします。洗濯機も調べて詰まりなどを見つけたら50~60度くらいのお湯を少しずつ注いで洗剤・柔軟剤を溶かしていきましょう。

洗剤と柔軟剤を洗剤用の投入口に入れた場合

洗剤と柔軟剤を洗剤用の投入口に入れた場合

気づいたタイミングが洗濯前

①洗濯物を出して、投入口を洗浄

③通常の洗濯

気づいたタイミングが洗濯後

①投入口を洗う(特に気にならなければ洗濯物は洗い直さなくても大丈夫です。)

気づいたのが洗濯前ならば、投入口を洗浄した後に通常の洗濯に戻れます。

洗濯後に気づいても洗剤と柔軟剤のそれぞれの効果が下がった状態ですが、洗い直さなくても問題ありません。ただ、投入口だけは洗濯後に洗浄しておくと次回以降の洗濯において安心です。

投入口の洗浄は、まず4~5回ほどぬるま湯で流し入れてから取り外して使い古しの歯ブラシなどで柔軟剤を落とします。洗濯機も確認して汚れていたら掃除します。投入口が取り外せない場合は、ぬるま湯を流し入れる回数を増やしましょう。

柔軟剤と洗剤を入れ間違えると何が問題なの?

ここまで柔軟剤と洗剤の投入口を間違えたときの対処法について説明していきました。ところで“入れ間違えると何が問題なのかしら?”と気になった方もいらっしゃると思います。

柔軟剤と洗剤を入れ間違えると、主に次のような問題が起こってしまいます

柔軟剤と洗剤を入れ間違えたときの問題
  • それぞれの効果が十分に発揮できない
  • 洗剤が残る

それぞれの問題について柔軟剤と洗剤の役割なども合わせて説明します。

それぞれの効果が十分に発揮できない

柔軟剤と洗剤を入れ間違えると、それぞれの効果が十分に発揮されずに洗濯しても汚れが落ちないことや衣類のケアがされない場合があります。

実は、柔軟剤・洗剤は役割が異なっており、各々を効果が一番発揮されるタイミングで投入する必要があります

柔軟剤
  • 役割⇒衣類を柔らかく仕上げ手触りをよくし、静電気を防ぐ
  • 投入のタイミング⇒すすぎの工程
洗剤
  • 役割⇒汚れを落として、衣類を清潔に保つ
  • 投入のタイミング⇒洗いの工程

柔軟剤は衣類のケア、洗剤は衣類の汚れの洗浄という役割を持っています。それぞれの効果が一番発揮するのは、柔軟剤はすすぎの工程の最後の方で、洗剤は洗いの工程とされているので、投入口が別々になっています。

このように、柔軟剤と洗剤では役割も投入タイミングも異なります。そのため、下記のように投入口を間違えてしまうと、それぞれの効果が発揮できなくなってしまうのです。

投入口を間違えると起こる問題
  • 柔軟剤を洗剤の投入口に入れる:柔軟剤が洗いの工程で投入されるため、洗い流されてしまい衣類のケアが不十分になる
  • 洗剤を柔軟剤の投入口に入れる:洗剤がすすぎの工程で投入されるため、汚れを十分に落とすことができない

また、柔軟剤と洗剤が混ざるとお互いの効果を打ち消し合う性質があります。そのため、同じ投入口に両方を入れた場合も、洗浄力・衣類のケアともに不十分になります。

洗剤が残る

洗剤を柔軟剤用の投入口に入れてしまうと、洗濯物に洗剤が残ってしまいます

洗剤の役割は汚れを落とすことなので、洗濯の前半の洗いの工程で必要とされます。そのため、間違えると洗濯の最後の方に投入されてしまい衣類に洗剤が残った状態で脱水が行われます

入れ間違えるのが怖いからといって、洗剤を衣類に直接かけるのは危険です。衣類によっては色落ちしてしまう可能性があります。また、一部の衣類に洗剤がある状態だと、全体に行き渡らずに溶け残ってしまうこともあります。

順調な洗濯には柔軟剤・洗剤の投入を慎重に行うことが必要ですね♪一緒に気をつけていきましょう!

柔軟剤と洗剤の入れ間違いを防ぐ方法

柔軟剤と洗剤の入れ間違いは誰にでも起こりうることですが、できれば間違いを減らしたいですよね。

そこでここからは、柔軟剤と洗剤の入れ間違いを防ぐための方法についてご紹介します!

投入口に入れる順番を決めておく

まず、手軽にできる方法として「投入口に入れる順番を決めておく」という方法があります。

洗剤を先に入れるのか、柔軟剤を先に入れるのかが決まっていないと、疲れなどで判断力が鈍っているときに間違いが起こりやすくなります。

そのため、例えば下記のように順番を決め、習慣化してしまいましょう。

  • 洗剤の容器を手に取り、洗剤の投入口に入れる
  • 柔軟剤の容器を手に取り、柔軟剤の投入口に入れる

このように「まずは洗剤、次に柔軟剤」というように順番を決めておき、必ずその順番を守るようにすることで間違いを減らすことができます。

形の異なるボトルに詰め替える

「洗剤と柔軟剤のボトルが似ていて間違えてしまう…」という場合には、分かりやすいように形の異なるボトルに詰め替えるのも効果的です。

形の異なるボトルにすることで、見た目や触った時の感覚で見分けやすくなります。洗濯機の周りが暗いときや疲れているとき、ぼーっとしているときでも気付きやすくなるので、ぜひ試してみてください!

洗剤や柔軟剤のボトルは100均や無印良品などで販売されています。(※無印のボトルは四角のみです。)

ネット通販でも様々な形のものが販売されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてください♪

柔軟剤入りの洗剤を使う

また、「どうしても何度も間違えてしまう」という場合には、柔軟剤入りの洗剤を使うのも1つの方法です。

柔軟剤入りの洗剤であれば、洗濯の際に使用する洗剤が1種類になるので、間違える心配がなくなります。さらに、ボトルを持ち替える手間も省くことができて一石二鳥ですね♪

先ほど、洗濯用洗剤と柔軟剤を同時に使用すると、お互いの効果を打ち消し合ってしまうと解説しました。しかし、柔軟剤入り洗剤は「両性界面活性剤」という成分を使用することでお互いの効果を両立できるようになっていますのでご安心ください!

ただし、柔軟剤入り洗剤のデメリットとして、それぞれに特化した洗剤・柔軟剤よりも洗浄力や柔軟効果がやや落ちてしまう点が挙げられます。

そのため、「洗浄力や柔軟効果はほどほどでも、手軽さを優先したい!」という場合に使ってみてくださいね。

まとめ

最後にまとめます。

柔軟剤と洗剤を間違えたときの対処のポイント

投入口をしっかり洗浄するお湯で流した後に投入口を取り外して歯ブラシなどで残っている洗剤・柔軟剤を落とします。洗濯機もチェックして残さないようにします。

間違って洗った洗濯物をきちんと洗う柔軟剤を洗剤の投入口に入れた場合は通常の洗濯洗剤を柔軟剤の投入口に入れた場合はすすぎ・脱水を数回繰り返します。

投入口を間違えると起こる問題
  • 柔軟剤を洗剤の投入口に入れる柔軟剤が洗いの工程で投入されるため、洗い流されてしまい衣類のケアが不十分になる
  • 洗剤を柔軟剤の投入口に入れる洗剤がすすぎの工程で投入されるため、汚れを十分に落とすことができない
柔軟剤と洗剤の役割・投入タイミング
  • 柔軟剤衣類をケアするために、すすぎの最後の方に投入される
  • 洗剤衣類の汚れを洗浄するために、洗いのタイミングで投入される
柔軟剤と洗剤の入れ間違いを防ぐ方法
  • 投入口に入れる順番を決めておく
  • 形の異なるボトルに詰め替える
  • 柔軟剤入りの洗剤を使う

柔軟剤と洗剤の投入口を入れ間違えても対処法がありますので、ご安心いただければと思います。

ただ、やはり手間が増えてしまうので、できるだけ投入する際に気をつけて快適な洗濯ライフを送りましょう♪

執筆者情報

スム家事編集部
主婦を中心としたメンバーが、日常の家事のお悩みを解決するための情報を分かりやすく発信しています。
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