今の水筒、実は寿命だったりするのかな?
見極めが分からない…
飲み物を持ち運ぶのに便利な水筒、いつも使っているとふと“水筒の寿命はどれくらいなんだろう?”と気になったことはありませんか?
水筒の種類や使う頻度、使い方によるので一概にいえませんが、買い替えには次のような目安があります。
- 水筒にヒビが入った
- パッキンが壊れた
- 保冷力・保温力が落ちた
- 水筒の外側に水滴がつく
- サビがついた
また、水筒の寿命を延ばす方法や水筒のお手入れの仕方についてもご紹介します。
この記事では
- 水筒の寿命は?【5つのサイン】
- 水筒の寿命を延ばすポイント
- 水筒のお手入れの仕方
についてご紹介します。
水筒の寿命の目安や延ばすポイントを知って、お気に入りの水筒を長く愛用していきましょうね♪
水筒の寿命は?【買い替えのタイミングの目安】
最初に述べたように水筒の寿命は一概に〇年という言い方は難しいですが、次のような買い換えのタイミングの目安があります。
- 水筒にヒビが入った
- パッキンが壊れた
- 保冷力・保温力が落ちた
- 水筒の外側に水滴がつく
- サビがついた
それぞれ説明します。
水筒にヒビが入った
水筒にヒビが入った場合は、中身がこぼれる可能性が高いので寿命と考えて買い替えをおすすめします。
100均などで多く取り扱っているプラスチック製のボトルは表面・内部ともに傷つきやすく、雑菌も繁殖しやすいです。およそ1~2年で買い替えになることも多いので消耗品とも言えます。
また、子供向けの2WAYタイプも力加減が上手くいかないお子さん達によってヒビが入りやすいそうです。
パッキンが壊れた
パッキンが壊れた場合も水筒の中身がこぼれやすくなって不便ですので買い替えのタイミングです。
毎日使っていると約1年、頻度が少ない場合はパッキンが変色したときに寿命と考えます。
ただ、サーモスや象印など大手メーカーだとパッキンだけ販売しているので、お気に入りの水筒をまだ使いたい場合はパッキンだけ買い替える方法があります。
保冷力・保温力が落ちた
保冷力・保温力が落ちた場合も水筒の寿命と考えましょう。温度をキープしたいときに使うステンレスタイプや冷たい飲み物を入れておくスポーツタイプの水筒の寿命の目安になります。
メーカーやボトルの種類によって保冷力・保温力は異なりますが、6時間の商品が多いです。下記に一部の水筒の保冷力・保温力を紹介します。
- サーモス【真空断熱ケータイマグ(500mL)】
- 保冷:10度以下6時間、保温:68度以上6時間
- サーモス【真空断熱スポーツボトル(1L)】
- 保冷:9度以下6時間
- 象印【ステンレスマグ(600mL)】
- 保冷:8度以下6時間、保温:73度以上6時間
- 象印【ステンレスクールボトル(1L)】
- 保冷:7度以下6時間
お手持ちの水筒の説明書やネットなどを読むのが確実なので、一度調べてみてくださいね♪
水筒の外側に水滴がつく
冷たい飲料を入れて水筒の外側に水滴がついた場合も水筒の寿命です。真空層が壊れてしまい保冷力・保温力が落ちている証拠です。また、バッグの中も水筒の水滴によって濡れてしまいますので、買い替えるのがおすすめです。
サビがついた
水筒の内部にサビがついたら買い替えするのがおすすめです。ステンレスなどは基本的に錆びないのですが、水の中の鉄成分が付着して錆びることはあります。
クエン酸でサビを落とす方法もありますが、アルミ素材の水筒はさらに錆びるので決して使わないようにしましょう。
水筒の寿命を延ばすポイント
先ほど水筒の寿命を見極める目安について紹介しました。買い替える基準を分かるのは良いことですが、“せっかく買った水筒だから長持ちさせたいな…”と思いますよね♪
水筒を長持ちさせるために次のポイントを押さえるのがおすすめです。
- “入れてはいけない飲み物”を入れない
- 丸洗いできるかどうかを確認する
それぞれ説明します。
”入れてはいけない飲み物”を入れない
”入れてはいけない飲み物”を入れないようにしましょう。注意すべき飲み物は水筒によっても異なるので、説明書を一度確認することをおすすめします。
ただ、次のような飲み物は入れないようにと書いてあることが多いです。
- スポーツ飲料(スポーツタイプ以外)
- 炭酸飲料
- 牛乳
- 乳飲料
- 飲むお酢
- 果汁
- 清涼飲料水
- 味噌汁(塩分を含んだスープ類)
- アルコール(お酒)
このような飲み物を入れると水筒が破損することや水筒内の圧力が上がって蓋が開かなくなることもあります。また、飲み物が吹き出す場合もあるので危険です。
丸洗いできるかどうかを確認する
水筒が丸洗いできるかどうかを確認するのも大切です。内部は丸洗い可能ですが、外側は底に樹脂がはめ込んであるタイプは取り外して洗う必要があります。外さずに洗うと、水や洗剤が底に入り込んでサビや破損の原因になります。
水筒のお手入れの仕方
水筒の寿命を延ばすポイントについて説明しましたが、何より水筒をしっかりお手入れすることが大切です。
ここでは、正しい洗い方や注意点についてご紹介します。
水筒の洗い方
水筒を洗うときは次の手順で洗うのがおすすめです。
①外せるパーツは全て外す
②中性洗剤で細かなパーツを洗う
③水筒の中は柄つきスポンジで洗う
④ぬるま湯でしっかり流す
⑤きちんと乾かしてから組み立てる
*茶渋などしつこい汚れの場合、各パーツを水で薄めた酸素系漂白剤で30分ほど浸け込む
そのまま洗うと汚れが落ちきらないだけでなく、サビや破損の原因にもなるので必ずパーツを外してから洗うようにしましょう。
また、柄付きスポンジは水筒の底まで届く長さのものを使い、汚れを残さないことが大切です。
こちらの柄付きスポンジは、スポンジの先端がとがっていることで隅々まで洗うことができます。スポンジは交換可能なので、衛生的に使用できるのも嬉しいですね。
水筒の汚れを洗い流したら、雑菌が繁殖しないようにしっかりと乾かしましょう。
こちらのような乾燥スティックを入れておくと、水筒の中に残る水滴も素早く乾かすことができて便利ですよ。
洗うときの注意点
さらに水筒を洗うときは次のことに注意するのも大切です。
- ゴシゴシ洗わない
- 塩素系漂白剤は使わない
- 熱湯を使わない
スポンジでゴシゴシすると水筒の中が傷つき、入ったヒビからサビができやすくなります。また、しつこい汚れに塩素系漂白剤を使うと水筒内部のメッキが剥がれて保冷力・保温力が低下してしまいます。パッキンが傷む可能性があるので、熱湯を使って洗ったり、煮沸消毒することも避けましょう。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
- 水筒にヒビが入った⇒プラスチック製や子供向けの2wayタイプに多い
- パッキンが壊れた⇒毎日使いだと1年、時々だとパッキンの変色が買い替えの目安
- 保冷力・保温力が落ちた⇒ステンレス製やスポーツタイプの見極めのポイント
- 水筒の外側に水滴がつく⇒真空層の破損した場合に起こる
- サビがついた⇒水の中の鉄成分が付着してできることもある
- “入れてはいけない飲み物”を入れない⇒一般的に酸性・アルコール・塩分を含む飲料は避ける
- 丸洗いできるかどうかを確認する⇒外側の樹脂を外さないと、底に洗剤や水が入り込んで破損の原因になる
①外せるパーツは全て外す
②中性洗剤で細かなパーツを洗う
③水筒の中は柄つきスポンジで洗う
④ぬるま湯でしっかり流す
⑤きちんと乾かしてから組み立てる
*茶渋などしつこい汚れの場合、各パーツを水で薄めた酸素系漂白剤で30分ほど浸け込む
- ゴシゴシ洗わない
- 塩素系漂白剤は使わない
- 熱湯を使わない
水筒の寿命かどうかを見極めつつ、適切な使い方やお手入れでお気に入りの水筒を大切にしていきましょうね♪