ご飯のお供に人気の梅干しがジップロックだと手軽に作れるのですが、“ジップロックが梅干しで溶けるような気がする…実際どうなのかしら?”と不安に思う人もいらっしゃると思います。
結論からいうと、ジップロックを梅干しが溶かすことは基本的にないとされています。ジップロックでの梅干し作りは製造元の旭化成ホームプロダクツが公式ホームページで紹介しているので、溶ける心配はほとんどありません。
後ほどジップロックが梅干しで溶けると思われてしまう理由について説明します。
さらにジップロックでの梅干しの作り方や干さない梅漬けの作り方もご紹介するので、参考にしてみてくださいね♪
この記事では
- ジップロックが梅干しで溶ける?【不安になる理由3つ】
- ジップロックでの梅干しの作り方
- 干さない梅漬けの作り方
について解説します。
ジップロックで梅干しを作るときのポイントを知って楽しい梅干しライフを送っていきましょう!
ジップロックが梅干しで溶ける?【不安になる理由3つ】
最初に述べたようにジップロックが梅干しで溶けることは基本的にありません。製造元の旭化成ホームプロダクツもジップロックに梅干しや味噌など酸・塩の強いものを保存しても大丈夫と書いています。
Q:「ジップロック®」のバッグシリーズに梅干や味噌など、酸・塩分の強いものを入れても大丈夫ですか。
引用元:旭化成ホームプロダクツ
A:ご使用いただけます。
イメージ的に梅干しがジップロックを溶かすのではと気になる原因については次のようなことが考えられます。
- 梅干しの酸は金属を溶かす
- 熱や保存環境によっては溶ける
- ジップロックの密封が足りない
それぞれ説明します。
梅干しの酸は金属を溶かす
梅干しの酸は金属と反応して溶かしたり、錆びさせたりするので、ジップロックにも影響あるのではと繋がってしまうようです。ジップロックは酸や塩分の強いものにも耐性があるので、安心して梅干しを保存したり、作ったりしてくださいね♪
熱や保存環境によっては溶ける
ジップロックは熱や保存環境によっては溶けることもあります。もし直射日光や高温の場所に保存すると、食材が変化して膨張したり、ジップロックを溶かしたりする可能性があるようです。
基本的に梅干しは作るときは冷暗所、保存するときは冷蔵庫などに保管されるので心配ないと思われます。
ジップロックの密封が足らずに漏れる
ジップロックの密封が足らずに中の液体が漏れたことで溶けたと思ってしまうこともあります。また、梅干しの種によって穴が空いたことで漏れるケースも考えられます。どちらにしてもジップロックが溶けた訳ではないので、ジップロックをしっかり閉じて、穴が空いていないことを確認しておくと安心です。
ジップロックでの梅干しの作り方
ジップロックが梅干しによって溶かされることが基本的にないと分かれば安心して梅干し作りに専念できます。そこで、ここではジップロックでの梅干しの作り方についてご紹介したいと思います。
まずは梅干し作りに必要な下記の材料を用意しましょう。
- 梅:黄色く熟したものを2kg
- 塩:400g(梅の20%の量)
- ジップロックフリーザーバッグ(L)
- 焼酎
こちらを目安に作りたい量に合わせて、塩の量やジップロックのサイズ&枚数を調整してくださいね。
梅干し作りの大敵カビを防ぐためにもジップロックは新品を用意するのが安全です。
次に梅干し作りの手順について説明します。
①水洗いした梅のヘタを取って水気を拭いてから焼酎を吹きかける
②ジップロックに塩と梅を交互に入れて空気を抜きながら袋を締める
③ジップロックを二重にしてから平らの容器に寝かせる
④梅酢が上がったら1ヶ月ほど冷暗所で保管する
⑤土用干しが終わったら完成
それぞれ説明します。
①水洗いした梅のヘタを取って水気を拭いてから焼酎を吹きかける
まずは梅を優しく水洗いしながらヘタを取っていきます。カビの原因になるので、綺麗な布巾で水気をしっかり拭き取りましょう。そのあと、焼酎を吹きかけて更なるカビ予防をします。
②ジップロックに塩と梅を交互に入れて空気を抜きながら袋を締める
ジップロックに塩と梅を交互に入れた後、空気を抜きながら袋を締めます。全体に塩を馴染むように軽く揉んでおくのがポイントです。
③ジップロックを二重にしてから平らの容器に寝かせる
液漏れの不安を解消するためにジップロックを2重にして、平らの容器に寝かせます。ここから数日ほどおくと梅酢が上がりますが、1日2~3回軽く揺すって塩が梅にまんべんなく回るようにします。一緒に空気も抜いておくと安心です。
④梅酢が上がったら1ヶ月ほど冷暗所で保管する
梅酢が上がったら冷暗所で保管します。梅雨明けの土用干しまで置いておきますが、約1ヶ月ほどです。
⑤土用干しが終わったら完成
梅雨が明けたらついに土用干しです。土用干しは晴れが続く3日間を狙い、午前9時~午後2時くらいまで天日干しします。時々ひっくり返して全体に太陽が当たるようにしましょう。
土用干しが終わったら完成なので、すぐに食べられます。ただ、保存容器に入れて3~6ヶ月置いておくと味が馴染んできます。
干さない梅干し“梅漬け”の作り方
先ほど梅干しの作り方について説明しましたが、“梅干しは好きだけれど、土用干しがきついなぁ…もっと簡単に作れないかな…”と思った方もいらっしゃると思います。
調べてみると、干さない梅干しとして“梅漬け”があり比較的お手軽に作ることができます。
- 梅:黄色く熟したものを2kg
- 塩:400g(梅の20%の量)
- ジップロックフリーザーバッグ(L)
- 焼酎
- 重石:梅の1~2倍の重さ
①水洗いした梅のヘタを取って水気を拭いてから焼酎を吹きかける
②ジップロックに塩と梅を交互に入れて空気を抜きながら袋を締める
③ジップロックを二重にしてから平らの容器に寝かせて重石を乗せる
④梅酢が上がったら重石を半量にして1ヶ月ほど置く
それぞれ説明します。
①水洗いした梅のヘタを取って水気を拭いてから焼酎を吹きかける
梅を優しく洗ってからヘタを取ります。ヘタを通じて梅の中に水が入るとカビが発生しやすくなるので、洗ってからヘタを取るのがおすすめです。水気を拭いてから焼酎を吹きかけます。
②ジップロックに塩と梅を交互に入れて空気を抜きながら袋を締める
塩と梅をジップロックに交互に入れていき、空気を抜いて袋を締めます。空気に触れると、カビが発生しやすくなるので丁寧に抜いておきます。
③ジップロックを二重にしてから平らの容器に寝かせて重石を乗せる
ジップロックを二重にして液漏れの対策をしてから平らの容器に寝かせます。さらに上から重石を乗せて、梅酢が上がるのを待ちます。
④梅酢が上がったら重石を半量にして1ヶ月ほど置く
2~3日すると梅酢が上がってくるので、重石を半量にして1ヶ月ほど置いて完成です。それまでの間は定期的にかき混ぜるのがおすすめです。梅漬けは冷暗所で保存すると3年ほど持ちます。
まとめ
最後にこの記事についてまとめます。
ジップロックは酸&塩分に強いため、梅干しによって溶かされることは基本的にないので、安心して保存したり、作ったりできます。
梅干しがジップロックを溶かしてしまうのではと心配になる原因は次のようなことが挙げられます。
- 梅干しの酸は金属を溶かす
- ジップロックでも同様のことが起きるのでは不安になる
- 直射日光や高温などの保存で食材が変化して溶かす可能性がある
- 熱や保存環境によっては溶ける
- ジップロックの密封が足りない
- ジッパーが閉じていなかったり、梅の種で穴が空いたりして液漏れしたことを溶けたと勘違いする
①水洗いした梅のヘタを取って水気を拭いてから焼酎を吹きかける
②ジップロックに塩と梅を交互に入れて空気を抜きながら袋を締める
③ジップロックを二重にしてから平らの容器に寝かせる
④梅酢が上がったら1ヶ月ほど冷暗所で保管する
⑤土用干しが終わったら完成
①水洗いした梅のヘタを取って水気を拭いてから焼酎を吹きかける
②ジップロックに塩と梅を交互に入れて空気を抜きながら袋を締める
③ジップロックを二重にしてから平らの容器に寝かせて重石を乗せる
④梅酢が上がったら重石を半量にして1ヶ月ほど置く
ジップロックで梅干しや手軽な梅漬けを作ったり、保存したりして食事を楽しんでいきましょう♪